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落ちる

どれほど時間が経っただろうか、覚えていられない程に永い時間だった

なのに俺はまだ出逢えていない


西暦2018年6月18日月曜日

現在時刻…午後2時12分

俺はニートではない、()()高校生だ。

今日は振替休日という訳でもない。他の生徒だったら授業を受けている頃だろう。

変な前置きをしてしまったがそれは俺が寝ぼけているからだろう。寝坊かよと皆様お思いだろうがそうではない。()()の就寝時間は()()9時23分。もとより学校など行く気がないのだ。

別に引きこもりとかそういうのでも無くただよく学校をサボるだけだ。学校なんてなんも楽しくないし何の為にあるのかすらわからない。そろそろ辞めようかと考えてすらいる。

まぁそんな事はどうでもいい。今日は愛読している異世界物のラノベの最新刊の発売日だ!秋葉に行って特典を集めないとな!!


そう考えつつ家を出た......筈だった。


外に出た瞬間、そこには別世界が広がっていた。

家から出たらまず最初に見える駐車場も無く、右斜め前にある筈のエレベーターも無い。振り返ると見慣れた家のドアでは無く()()()()()()()()()中世のヨーロッパ風の()()街並みが広がっていた。あと変わった事があるとすれば服装も何故か変わっていた。家を出る前のパーカーとジーパンから丈夫そうな材質の半袖の服と同じような材質の長ズボンになっていた。靴もスニーカーから革靴になっている。


ただ一つ、俺はある問題に直視出来ずにいた。

......現在俺には地面に垂直な()()()を向くベクトルの運動が働いている。

まあ有り体に言えば落ちている。遠方にある広大な街並み並みを一望出来る程の高さからだ。

打開策も思い当たらないため俺は諦め落ちていった。



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