表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/31

モヤモヤ

本日、二話連続投稿しております。

前作を読んでから、こちらをどうぞ。

放課後になり、私は急いで鞄に教科書類を詰め込み、教室を出た。

その時、目の端に幸子を捉えたが、ルンルンだった。

まだ、蓮くんは来てない。今のうちに…。


朝のあの時間以外、ずっと蓮くんを避け続けました。

見つかったら、言いくるめられそうで…。

靴箱で下履きに履き替えていると。

「夏実!」

って、声が聞こえてきたが、振り向かずにその場を逃げた。

声の主は、蓮くんだけど顔を会わせられない。

幸子の事を思えば、私は傍に居ない方がいい。

彼が、靴を履き替えてる間に少しでも距離を開けるために、走り出した。


何故逃げてるのかを自分でもわからずに…。



家まで走り続けて、玄関のドアを潜ってやっと、人心地がついた。

私は、キッチンに行き冷蔵庫から水を取り出して、コップに注ぐと、一気に飲み干した。

コップをテーブルに置き、椅子に座った。


何で、こんなに苦しいんだろう?

訳のわからない感情が、胸に渦巻いてる。


あーもう、こんなの私らしくない。

そう思い、立ち上がり自室に行き着替えた。



部屋着に着替えて、キッチンに戻り食材の確認をしていたら。

ピンポーン。

玄関チャイムが鳴った。

私は、何も考えずに玄関を開けた。

そこに居たのは、蓮くんだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ