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詩集「七夜詩篇」

雷霆(らいてい)

作者: 詩月 七夜

(いかずち)


わたしの精神を撃て


天を裂くその白熱した体で

雲散らすその激しい咆哮で

雷よ わたしの迷いを断ち切ってくれ


お前は自らの存在を疑いはすまい

ただ刹那に生まれ

自ら輝きを放ち

躊躇うことなく消えてゆく

その一瞬の誕生と死滅には

何の翳りもなく

塵ほどの歪みも生じない

一瞬なる完全

迷いのない輝き

それゆえにわたしはお前に憧れる

お前になりたいと考える


だが それが叶わぬなら

せめてこの精神だけでも

お前と近しい存在となり

誇り高く轟き叫びたい


だから雷よ


わたしの精神こころを撃て

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― 新着の感想 ―
[一言] 雷に向かって叫び立てるような強い気を感じました。 今度雷を聞く時は聴き方を変えてみようかと。
2015/05/29 22:16 退会済み
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