恋愛ってなんだ?
すくなからずともこのころ僕は20代前半でそれなりに恋愛をしてきた?
いやしていたはずだ。けれど何かが違う。
僕はずっと受け身の恋愛しかしてこなっかたのだ。
好きになって貰い、僕も好きになった。
でも、なぜかリアリティを感じないし失うことは怖くなかった。
付き合ってあげている。
やりたい時にやれればいい。
代わりはいくらでもいる。
束縛されるのはお断りだ。そのかわり束縛もしない。
思い上がりで身勝手、そしてドライだ。
もちろん思っていても口には出さない。
でも、自然と行動にあらわれるのだろう。
彼女たちは、時間の経過と共に自然に僕の前から立ち去ってく、
もしくは僕が勝手に脱線する。どちらかだ。
そんな時、僕は「まあ、そんなこともあるよ」とつぶやく。
深い傷を負う前におわらせる。僕的には正解だ。それが当り前だと思っていた。
それで良かった。悲しくなんてなかった。
もちろん、今まで一方通行の恋は何度と無くしたことがある。
まあ、初見で好印象を感じ、だんだん好きになるって良くあるパータン。
定番もしくは王道。
でも、イエスを貰うことは一度もなかった。
とりあえず告って振られる理由ベスト3
3位 乗りが軽すぎる。
2位 どの子にもいい顔してる。
1位 付き合っても落ち着けるタイプじゃない。
っておいおいなんだそれ?
僕は告っている時は真面目だぞ・・・
でもまあ彼女達から見ると僕の行動に大きな原因があるようだ。
なにか断られ方もビミョーな表現が多い。自業自得なんだろうけど。
キライなタイプとかキモイとかハッキリ言われた方がまだスッキリする。
まあ何れにしろ凹むけど。
そんな時も、僕は「まあ、そんなこともあるよ」とつぶやく。
この言葉は一見、軽い様に聞こえるが言うと凄く気が楽になるのだ。
一旦、立ち止まった自分自身に区切りをつけ前を向き次の一歩を踏み出せる気がする。
僕にとって、魔法の呪文だ。
君との恋愛パターンは、後者に近い。
ただ違うのは、初めて君にあった時、『何か』を感じたが、
その時は、その『何か』がわからなかったし、好意を持つ事はなかった。
でもその『何か』が一番大切な物だった。