表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

忘れていた過去

「蒼矢…?」

僕はいつの間にか忘れていた過去を完全に思い出した。

「紅葉…」僕は口パクでその名前を呼んだ。

「なんでなんも言ってくれないの?」

そうか、僕が声が出なくなってすぐに紅葉は引っ越したから僕が声が出ないということを忘れているのか。

鞄から紙を出してこう書いた「久しぶり、幼稚園の時ぶりだね。こっちに戻ってきてるならいってくれればよかったのに」

「蒼矢を驚かせたくて! そっか声が出ないんだったね… でもせっかく同じクラスだからこれからもよろしくね」

少し不安だった気持ちが少しだけ楽になった。

 一通り自己紹介なども終わり、もうすでにグループが出来上がっていた。陰キャの僕はもちろん独りぼっちだった。生まれた時から内気だったわけではない。声が出なくなってから自分に自信がなくなってしまったのだ。机の上で一人スマホを見ていると紅葉が話しかけてきた。

「今一人? 久しぶりに話さない?」

それから僕たちは、過去のことをたっぷり話した。もちろん僕は紙で、会えなかったことが嘘みたいに…

話しながらやっぱり思った。僕はこの人のことが好きなんだと。白い肌、大きい目、サラサラの髪…

好きなところを話したらきりがない。紅葉は僕のことをどう思っているのかはわからない、しかしこの気持ちをいつかは紅葉に伝えたい、そう思った。


ただのラブコメ好きの高校生がアイデアのままに書いているだけですが、応援よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ