青いベンチ。
緩やかに染まる秋色 淑やかに忍び寄る冷たさ
晩秋の夕暮れを背負い もうじき迎えるだろう
離したくない 離れたくはない 繋いだままの掌
無言で伝えようとして 思わず力強くなってしまう
爪痕を遺そうとはせず 傷付けたくはなかったから
恥ずかしさは隠せない お互いに
適度な距離を保ち 4人掛けの公園のベンチで
首だけ温もるようにしたマフラーと
明日また いつものように逢えるのでしょうか
あさっても しあさっても いつまでも
椿の垣根から 影ふたつ
ハラハラと落ち葉が募ります。