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序章3 仮投稿

この話は現在仮投稿段階です字数が足りず保存できないため仕方なく投稿しています。

完成版はもうしばらくお待ちください

小僧、鎖を止めろ。

頭にドスの聞いた声が響く。

誰だ?

いいから今すぐに鎖を止めろ。

止められるなら止めたいけど俺にあれを止める動体視力はないぞ?

とぼけるな小僧、貴様の記憶を見た...

...はぁ

拓也はため息を吐く。


「死ね!!!」

武田は鎖を少女めがけて振り抜く。

力を貸せ...ファフニール!!!

久しぶりに呼んだと思ったらおもしろいことをしているな。

時間がない、早くしろ。

ふん、よかろう。


「視覚強化」

拓也が一言唱えると鎖が減速する・・・正確には拓也の視覚が強化され、鎖が減速して見える。

拓也は減速して見える鎖を左手でつかむ。

鎖は拓也の手のひらをえぐりながら少し進み少女の目の前で止まる。

「デブタクてめぇ、邪魔だ!!」

圧倒的に勝っていると思てっていた拓也に邪魔をされ、武田は冷静さを失い鎖を拓也に向けて何度も振り抜く。

先ほどとは違い鎖は全て拓也に向けられており、止める必要がないため拓也は全てをよける。

それを見ると武田は更に激昂し一段と鎖をむやみに振り回す。

「くそがっ!!デブタクの分際で!!!」

「なあ」

「あ!?」

「やめにしないか?」

拓也は静かにほほ笑む。

「お前は誰と契約を結んでるんだ!?」

「強いて言うなら竜と...強化」

拓也は鎖を避けながら武田の懐に潜り込むと拳を握りこみ武田の腹に叩き込む。

腹を殴られた武田は数メートル後方へと飛び起き上がらない。

拓也は武田のことは意に介さず後方の少女へと歩き寄る。

目の前まで行き少女に手を差し伸べる。

「大丈夫か?」

少女は差し伸べられた手を見て呆けている。

まあ、こんなデブがあんなに動いたら驚くか。

「は、あなた左手が」

「ああ、これなら...治癒」

拓也が唱えると左手の傷がどんどんと消えていく。

「あなたは、一体...?」

「俺は高木拓也、あんたは?」

「私は、黒咲麗華」

拓也が名乗ると少女は抵抗もなさげに答える。

「黒咲さん...ね」

「あなた、さっき竜と契約してるとか言ってなっかった?」

拓也が名前を復唱すると少女は拓也に先ほど武田との会話が聞こえていたのだろう問いかけがきた。

「ああ、聞こえてたのか」

「あなた、やっぱり竜騎士だったのね?」

「竜騎士?」

拓也は言われてることが分からず首をかしげる。

「何も知らないの?ルールの説明は竜巫女の役目なのに...あなたの契約者の竜巫女は何を考えてるのかしら」

「いや、俺別に竜巫女と契約なんて...」

「ま、いいや」

拓也が否定をしようとすると不意に言葉を遮られる。

「助けてもらったお礼もしたいし、私が説明してあげる。立ち話もなんだしどこか座れるとこいかない?」

「...なら、ウチくる?」

悩んだ末に出た答えが自宅だった。




「ただいまー」

「お邪魔します」

「もおー、タクおそ...い、誰?」

家に帰ると桜が左手のリビングのドアを開けて出てくるとともに、拓也と一緒に入ってきた少女を見て顔に困惑の表情を浮かべる。




「さて、何から話しましょうか」

さて、状況を整理すると俺と黒咲は二階の俺の部屋にいた。

桜はというと先ほど買ったアイスはもちろん溶けてしまっていたので桜に財布を渡してお使いに出した。

出ていく前に桜は何やらぶつくさ言っていたようだったが気にしないでおこう。

「そうね、まずは竜騎士とは...竜巫女、竜を身体に宿した少女たちのことを言います。その竜巫女と契約を結んだ人物のことを言います。続いて戦いについてですが、竜巫女が死ねば竜騎士は能力を失います。なので基本的には竜騎士が自分の契約者を守りつつあいての竜巫女を攻撃することになります」

「なるほど、それは理解した...で、戦う理由は?」

「一年後、大きな厄災が訪れると言われており、その厄災をはらったペアには願いが一つ叶うと言われています。」

「だから自分たちが勝ちやすいように頭数を減らすってことか」

「ええ、さらに言えば私みたいに契約を結んでない竜巫女は格好の餌なわけです」

「じゃあ、なんで君は契約を結ばないんだ?」

「誰も私となんて、契約結びたくない...だろうし」

黒咲は言いながらうつむいてしまった。

「あ、なんか理由があったのか...ごめん」

「ううん、気にしないで...それじゃあ、説明に戻りましょうか。戦う場合は竜巫女が一定の範囲に人よけの結界を展開してその中で戦います。結界内のものは万が一壊れたりしても結界を解けばな全て元に戻ります。」

「なるほど、だからあれだけ武田が暴れまわっても未だに警察が集まってきたりしてないのか...」

「...そういえば、彼女さん一人で外に行かせていいんですか?」

少し間を開けてから黒咲は思い出したように聞いてきた。

「...」

彼女?

「......?」

誰のことだ?一人で外に...?

「ああ、桜は彼女じゃないよ」

「彼女ではないのに家に二人っきり・・・はっ!不純です!!不潔です!!!」

黒咲は顔を真っ赤にして叫ぶ。





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