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序章2 壊れ始めた日常

一応街路灯があるため道が見えないなんてことはないが十分に暗い道を高木拓也は歩いていた。

目的地は家から5分圏内のコンビニ、目的はアイスを買うこと。

そう、いくら5分圏内とは言えども歩いているのだ。

家から最寄り駅までの10分ほどの道も入学から半年ほどの期間をほぼ毎日...なのに、なのにどうして体重が減るどころか増えるんだよ!!!

...あ、その分食べてるからか。

なるほど納得。

などと考えながら歩いているとすぐ目的地に着いた。

自動ドアが開き店内に入る。

コンビニの名前はえっとなんだっけな?家族何とか?ファミリーなんとか?まぁ、いいや。

入ってすぐに左手に進み本の配列された棚の前のアイスの冷凍ケースの前に立つ。

「えっとー?サクがあづきボーでっと...!!!」

自分の分のアイスを品定めしているととんでもないものが目に入る。

「ゴリッゴリ君のコンソメスープ味...だと?」

絶対まずいやつやん、なんでこの会社ってこういうの出すんだろうね?こんなの売れると思ってんの?この商品を考えたやつとこの商品を通した上司の顔が見てみたいわ...

...

...

...

ピッ、ピッ

「2点で合計114円になります」

「514円お預かりします...400円のお返しです」

「ありがとうございましたー」



店を出てレシートを見る。

そこにはしっかりとゴリッゴリ君コンソメスープ味の文字。

やっちまったあああああ。

なんか知らないけどこういうの興味本位で買ってみたくなってしまう...まぁ、それが開発側のねらいだろう。

でもなんか買っちゃわない?え、買わない?そうですか...

「さて、帰りますか」




「ん?」

今、電柱を過ぎたとこらへんでなんか違和感がしたような...

しかもなんかこの辺煙たいぞ?

なんかほのかに鉄臭い気も...

ダン!!

いきなり轟音が鳴り響いて音のほうを振り返る。

すると一気に視界が煙に覆われる。

「な、なんだ!?」

戸惑って当たりをきょろきょろしているとかろうじて狭めの路地を見つけてそこに逃げ込む。

「はあ、はあ」

一体何なんだ!

ッ!!ここら辺鉄の匂いが濃い...

左から気配を感じて振り向こうと首を動かすと。

「動かないで!!」

そういわれ喉元に冷たい何かが触れる。

「あなたも竜騎士ね?」

は?りゅうきし?なんだそれアニメじゃないんだし。

「あなたも私を狙ってるの?」

「は?狙うも何も俺はお前を知らな...」

横を見ると今日学校で見かけた黒髪の少女だった。

右手に持ったナイフをこちらに向けてキッとこちらを睨んでいる。

ッ!!

少女の瞳が大きく開きこちらを見ている。

正確に言えば拓也の背後にある何かに。

拓也が背後を振り返ろうとした瞬間、目の前が銀色に染まった。

「ァッ...」

銀色の物体が少女の腹に直撃して少女は声にならない音を漏らしてそこに膝をつく。

振り返るとそこには蛇のようにうねうねとし、中二浮かぶ鎖。

鎖をたどっていくと見覚えのある顔。

「武田...」

「あ?誰かと思えばデブタクじゃねぇか」

「なんなんだその鎖は」

「いいだろ?これ。俺は竜巫女に選ばれた竜騎士なんだよ」

「何を言ってるんだ...竜騎士?竜巫女...か?」

「あ?」

後半の言葉が聞き取れなっかったのだろう武田が聞き返してくる。

「それが、あの子を攻撃していい理由になるのか?」

「知るかよ!!最後のペアになるまで殺りあうのがこのゲームのルールなんだとよ!俺は俺の相方にそいつだけはペアを作る前に殺せって言われてんだ!!!」

武田は宙に浮く鎖を一本右手に無造作につかむと大きく振りかぶった。

狙いは拓也ではなく背後の少女だった。

「死ね!!!」

ビュッという音とともに少女へとまっすぐに鎖が向かう。

少女はそれに気づくが鎖は目前へと迫っている。

少女は回避不能と悟ると固く目を瞑り身体を強張らせる。




しかし、一向に鎖があたら気配はなく少女は恐る恐る目を開く。

鎖は少女の目の前で止まっておりよく見ると血がついている。

鎖をたどっていくと拓也が左手で鎖をつかんでいた。

「デブタクてめぇ!!邪魔だ!!」

「...」

拓也は鎖をつかんだまま微動だにしない。

「デブタクてめぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

武田は憤怒に満ちた怒声を上げる

最近はだんだん暖かくなってきたと思ったらまた寒くなったりと度落ち着かずの既往ですね。

この話を書き始めて2話目ですが早速続きが思いつきませんw

次の更新は少しかかると思いますが気長にお待ちください。

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