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没落令嬢は護衛騎士と旅に出ます  作者: つきのくみん
第3章 アストリア王国編
70/295

69 立っていられない

R15です。

「後悔しても、知らないからな」


 ルーファスはマリアに一応警告するが、1度火がついてしまった彼は、もう彼女が嫌がってもやめられる気がしなかった。

 マリアの後頭部を大きな手のひらで包み、抵抗できないように、先ほどの大木に自分の身体ごと押しつける。マリアの身体は華奢なのに柔らかい。その感触だけでもルーファスは自分が昂っていくのがわかった。


 ルーファスは、自然と目を閉じたマリアの顎を持ち上げて上を向かせ、その唇を最初は啄むように何度も角度を変えてキスをした。マリアの唇は甘く瑞々しくて、止まらなくなってしまう。

 彼女は慣れないため、ルーファスになすがままにされていたが、自分の腕の中で(もてあそ)ばれている彼女を見ているのが、彼にはたまらなく快感だった。

 一旦唇を離すと、マリアが蕩けるような瞳でルーファスを見つめた。普段は百合の花のような清純な彼女が、自分によって乱される姿は彼の欲望を大いに刺激した。


 爽やかな風が吹き抜ける木立の中、2人は夢中で口づけを交わし続けた。未経験の刺激の連続に、彼女の身体はすっかり自分のものではなくなっていた。

 ルーファスは空いている方の手で彼女の腰を支えたが、もうマリアは立っていられなかった。


「ルーファス……もぅ……私……」

「お前が望んだんだろう……?」

「でも、身体が……なんか変になってきちゃって……」

「もう、このまま俺のものになればいい……」


 ルーファスがそう呟いたとき、足元から「アォン」と大きな鳴き声が聞こえた。

ようやくマリアが気持ちを自覚したので、2人が結ばれるまでは、もうちょっとお付き合いください(^_^ゞ

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