第6話
連続投稿です。
見てくれた方、感想まってます。
私立大日烏丸学園の敷地はとても広く複雑になっていて卒業するまでに全校舎を回るのはほぼ不可能なぐらい広い。何が言いたいのかと言うと、
「この学園広すぎんだよー」
と言う輩がいるのである。現に宗太と体育館に
向かっている奏が大声で叫んでいる。
「うるさいぞ。奏。少し、静かに歩け」
「けどよ〜宗太、この学園広すぎるぜ」
「この学園にきた時点で分かっている事だろ
慣れろ。」と辛辣に言う宗太
「そうだけどよ〜」と肩を落としながら言う奏でに、
「まぁ、広すぎるのは分かる。」と一応フォローする宗太
雑談をしながら歩く事10分ようやく体育館につくとそれぞれの学年に分かれて席が設けられていた。
体育館はホールになっており3階席まである。
「俺らは2年だから2階席みたいだな。」
と宗太が言うと
「んじゃ行くか。」と奏が言う。
2階席はほとんどの生徒が座っており、空いてる席を探し回る宗太と奏
すると丁度2人分の空いてる席があったので座ろうとする奏の腕を掴んで座らせない宗太、急に腕を掴まれバランスを崩した奏はフラついて、こけそうになるが踏み止まって宗太にむかって、
「急になんだよ!」と言う奏をよそめに宗太は
目の前の人物を見ていた。
(確か、同じクラスの柊 綾音だったか。柊も
席を探してるのか?)
数刻の間があり先に口を開いたのは宗太だった。
「柊だったか。お前も席を探していたのか?」
と聞くと、頷く綾音
すると宗太は、
「そこの席はまだ空いてるから、座るといい」
と言うと
「でも、座ろうとしてたんじゃ」と綾音は言う。
「俺は、端っこで立っていても問題ない。」と言う宗太。
宗太は母親に女の子には優しくしないとダメよと言い聞かされているので、こういう時は優しいのだ。
すると綾音は、
「ありがとう」と言い空いてる席に座る。
そして、宗太に向かって、
「隣、空いてる。」と言うと宗太は
「座っていいのか?」
と聞くと、綾音は軽く頷いた。
そして、宗太も座る。
そこに、奏が、
「えっ?俺は?」と言うが答える者は居なかった。
奏空気になる