第79話 地上に帰還
胴体をぶち抜かれ、サラマンダーは動かなくなった。
一応、本当に死んでいるの確認するために金棒で2,3発軽くつついたけど、反応がない。まあ、ぶち抜かれた瞬間に、鱗が真っ白になって燃え尽きたって感じになっていたからその時点ですでにあの世に行っていたな。
「とりあえず、ボスモンスター撃破でいいのかな」
「いいとおもうよ。それにしても、カルミアっちの魔法すごいな!」
「ふん、伊達に魔法を使えるわけじゃないのじゃ」
照れているのかちょっと顔が赤いぞカルミアよ。
「それにしても、このサラマンダーの死体をどうしようか」
「うーん、鱗が防具の材料になるといいますし、一応持って帰りましょうか?」
「そうするか」
「どうやって持ち帰るんだ?」
「これを使う」
魔道具「無限のポーチ」~♪(大山〇〇代風)
なんとなくあの青猫のポケットから出す音楽がほしくなった。
「よっと・・・以外に軽いな」
「サラマンダーを持つのかよ!」
サラマンダーを持って、そのままポーチに無理やり入れた。サイズから考えて入り口に入るかなと思っていたが、どうやらサイズに関係なく入れられる模様。
「これで地上に戻ったらゆっくり剝いで売ればいいだろう」
「ラルっち・・・むちゃくちゃだね・・」
サラマンダーを持ったことに引いたようである。他のみんなはもう慣れていますからという顔をしていた。
そのまま奥へ進むと、真っ赤な球体が壁に半分埋まっていた。
「あれがダンジョンコア?」
「そのようだよ。あれを壊せば、3日でこのダンジョンは消えてなくなるのさ」
すぐに消えないのはわからないが、そのタイムラグの間にダンジョン内に入った人が出る猶予ができるのだ。
「それじゃ、えいっと」
金棒をぶつけると、あっけなくダンジョンコアにひびが入り、そのまま砕けて細かく散っていったのであった・・・。
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!
「なんだ今の声!?」
いきなりダンジョンコアが消えると同時に不気味な声が響いた。
「これはダンジョンの断末魔らしいよ。これが聞こえたということはそのダンジョンが命を落としたという証拠になるんだよ」
砕くたびにこの声がするのか・・・・不気味な音でちょっと聞きたくなかったな。
とりあえず、疲労で疲れている騎士たちを引きずる形で俺たちはダンジョンから脱出して、地上に帰還するのであった。
サラマンダーの肉はまずいそうなので埋める。




