第77話 ゆくぜ初ダンジョン
今回は初ダンジョンなのでモンスターとかの名前は特になし。
「さあっ!あれがダンジョンの入り口よ!!」
ルーン姫が指さしたのは、洞窟のような入り口だった。酒屋の酒蔵の壁に生えているが。
俺たちは町に付き、そこでそのままダンジョンができてしまった酒屋の酒蔵の中に来ている。
ダンジョンはどこにでもでき、いつ、どういう形で出るかはわからない代物。その内部はモンスターなどが多く存在し、普通地上ではめったに手にはいらないような鉱石や薬草、さらには宝箱のようなものがあり、中には現代の間小津具の技術では不可能なものが入っているという。
・・・なんでそんなものが酒蔵にできたのかな。山とか、海の中とかそういったところの方がよかった気がする。
「それでは姫様、我々が先に行きますのでそのあとに続いてきてください」
「えー、先陣きりたいのに」
ぶーっ、と口をとがらせるルーン姫。あんた一応さ、一国の王女だよね?万が一あったらこの騎士たちの方がえらい目に合いそうだよ。
先頭は護衛の騎士たち。そのあとに俺たちが続いていく感じだ。
「人のこと言えないけど、あの姫様相当おてんば・・・」
タマモがポツリとつぶやいた。その通りだなと全員思ったのであった。
ダンジョン内部に入ると、明らかに外とは空気が違う。
先頭にいる騎士たちがさっさとモンスターを倒してしまうのではっきり言って俺たちは何もせずに進んでいた。
「・・・俺らが一緒の意味ってあったのか?」
「あー、ラルっちはわかってないね。行きはあんな感じだからいいけどさ、帰りにはあの騎士たち多分ばてるよ。その時にはあたしたちが先頭に行くというわけよ」
なるほど。行きと帰りで分担ってことか。って、結局ルーン姫も戦うんですよねそれ。
「あの騎士たちも苦労していますよね・・・・」
「まったくじゃな」
なんとなく姫の護衛の騎士たちに同情した。苦労しているんだな・・・・・・。
「ぜえっ、ぜえっ、ぜえっ」
「ありゃ?もう体力なくなったの?あたしが前に出て進むよ?」
「いえっ・・・我々は姫の護衛なので・・・この程度で・・・」
9階ほど下に降りたころには、騎士たちはすでに満身創痍だった。このダンジョン、モンスターはそれほど強いのはいないが、数が多かったようで、騎士たちが姫のところにはいかせないとか言って頑張りすぎたようである。
なお、やることが特になかったので、ルーン姫と話していた俺たちは仲良くなっていた。
「なるほど、そうやって腕にひねりを加えれば」
「うん、威力が増す」
「お兄さまも本気で殴るときはそうしていますよ」
「へぇ、ラルっちがそうしているなら間違いないかもねミウっち」
特にミウとルーン姫が仲良くなったようである。
最初、
「・・・・黙っているのがつらいですよ!!」
「えっ!?」
ミウがずっと黙っているのがつらくなって叫んで、ルーン姫が驚いた。そりゃ剣がしゃべるなんてふつうは思わないよな。
だけど、ミウが人の姿をとって剣精霊とかなんとか説明したら納得した。そんでもって互いに何かあったのかすっかり意気投合しているようであった。順応能力高いな・・・・。
なお、俺のことをミウがお兄様と呼んでいることに関しては、兄妹のように思っていることから納得したようである。前世の兄妹なんてあまり言えないからな・・・。
ダンジョンが出てきたら少しづつ改良していきますよ




