表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/135

第67話 深夜の人知れず行われる・・・

この世界、憲兵=警察みたいなもんです

 ラリゴたちはその後、この町の憲兵に連絡がいき、連行されていった。これまでの数々の悪事がどう裁かれていくのか・・・少なくとも、犯罪奴隷として鉱山送りにはなるだろう。ゴリラのような見た目の人が鉱山・・・なんか違った恐怖があるなそれ。普通にそんな人が労働しているって、周りの人に取っちゃ恐怖でしかないよな。


 ラリゴの服屋にも捜査の手が入り、次々とこれまでもみ消していた余罪が見つかっていっているようだ。これまでもてあそばれた人たちは適当に処分されてしまったらしい。あのバカ並みに最低だな。


貴族にあこがれて、その生活の間違ったところをまねして破滅か・・・・。


 ヤマダさんはラル後の連行されていったところをみて、少しは胸がすっきりしたらしい。好きな服をタダで譲ってくれることになったので何着かをもらいました。まあ、さすがに店中の服を持っていくわけにはいかないしな。



 なんか疲れたので、この町の宿にもう1泊してからここを出ることにした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 その晩、宿の廊下に人影があった。


「今日はみんな魔法を使ったりして疲れているだろうし、今なら抜け駆けできますね・・・」


 その影はソティスであった。カルミアたちは魔法などを使っていたが、彼女だけは弓で攻撃していた。魔法抜きで。そのため、今ならほかの皆が疲れているだろうし、ラルと一緒に寝られるかもとこうして寝静まったころ合いを図らってこっそりと抜け出してきたのである。


 ちなみに、服装は寝間着のままである。


 ラルがいる部屋の前にこっそりと立ち、その取っ手に手をかけた瞬間。


「・・・何をしようとしておるのじゃ」

「ひっ!?」


 カルミアに背後からその肩をつかまれた。カルミア・・・この中では年上に当たるので経験的に見抜いていたのだ。蛇の部分でソティスをぐるぐる巻きにして部屋に連れ戻し、


「・・・そこにもう二人おるじゃろ」

「「!?」」


 カルミアが指さした部屋の角に隠れるようにして、タマモと人間の姿になっているミウがいた。さすがにこの二人は気配を隠してはいたが、カルミアはラミア。持ち前の鋭い感があり、見抜いたのであった。


 下手に抵抗するとラルを起こしてしまう可能性があったので、ソティスと同じように連行されていった。なお、ルミは完全に爆睡していたのでこのことには気が付いていなかったのだ。


「わらわもこうしたいと思うが、何せそう切り出せぬしのぅ・・・」


 カルミアも本当はほかのみんなのようにラルと寝たいと思っている。だが、ラミアという種族の中にいたので、他の同族たちの行為を見てたからそういったことに嫌悪感が少なくともあり、そう切り出しにくかったのでこういう立場にいたのであった。


 こうして、宿の夜は更けていったのであった・・・・。



ラルとの関係的にカルミアの立場が一番複雑かも。村を襲い、戦いを挑んだりしているからね。

ちなみに、ラルはぐっすり寝てました。危険とかない限りとことん寝ます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ