表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/135

第60話 皆に紹介

ちょいいつもより遅いけど、これもともとは不定期なんだよね・・・いつの間にか毎日投稿している。

 何とか全員がそろったところで・・・。


「ん?そういえば鬼神様、こちらのかたはどなたで?」



今更になってみんながルミの存在に気がついた。さっきからずっと居たんだが・・・。


「あー、投げ飛ばされた先で助けて、旅仲間に新たに加わったんだよね」

「えっと、雪女のルミです。皆様どうもよろしくお願いたします!」


ルミが正座して改めて皆に頭を下げた。


「ラル様・・・また新たに加えたんですね」


 なにやらソティスがジト目で見てきた。いや、他のメンバーも同じような視線を送ってきたのである。


「ちょっとルミとやら、こちらに来てくれんかのぅ」

「あ、お兄様はちょっとそこでお待ちください」


 どうやらみな一旦俺から離れたところで女同士での話をするようである。なんとなくその圧力に俺は逆らえなかった。鬼神だけど、こういったことに男は無力だからね。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「それでじゃ、ルミとやらお主一体どういう経緯でラル殿と一緒になっていたのじゃ?」

「ええっと、そうですね・・・」



 ルミが話し終え、そのことをソティス達はしっかり聞いた。


「なるほど、ラル様がたまたま飛び込んだところがその現場だったと」

「ラル殿・・・絶対何か騒動に巻き込まれる運命にでもあるのじゃろうか?」

「鬼神様は高確率で何やら厄介ごとや事件に巻き込まれる確率は高いと」

「お兄様・・・前世ではそんなに巻き込まれることなかったのに・・・」


 話を聞く限り、ルミは別に悪人ではなさそうなのはわかった。だが、


「ラルと途中で呼んでおったが、呼び捨てになるとはのぅ」

「あの、私のことを「さん」付けした呼ばなくていいといってしまったので、私自身も彼のことをさん付けしないで呼ぼうと思いまして、それで」


 顔を赤らめながら話すルミを見て、ソティス達は思った。ああ、ライバルが増えたのかと。


「いっておきますが、私のほうが先にラル様に出会っていますからね!優先権と言えば私が一番でしょ!!」

「何を言うか!早いも遅いもないじゃろ!」

「私は鬼神様のしもべで、一番近いですよ?」

「・・・(前世からなので一番早いのは私なのですが)」

「えっ、ええっ、えええ?」


 ここに第1次大戦が勃発した。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 数分後、皆戻ってきた。何やら全員笑顔である。ただ、なんか少し怖いような・・・。


「・・・結局何の話をしていたんだ?」

「ラル様には内緒です」

「まあ、いろいろ和平というかのぅ」

「とりあえずいったんはまとまりました」

「お兄様は気にしなくていいですよ」

「ラル・・・一応みんな仲間だと認めてくれました」

「お、おお、そうか」


 魔法などの音は聞こえなかったが、何やら喧嘩した後に仲良くなったって感じだな・・・。


 とりあえず、全員がルミのことを旅仲間認定したようであった。本当に何が話し合われていたんだろう・・・・?



何があったのかは、皆様のご想像にお任せいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ