第55話 そ~らを自由にとびたいなっ♪・・・え?
誰もが一度は夢に見ます。
馬車が通っていると思わしき道をたどっているときにふと思った。
「そういえば聞いていいかミウ?」
「なんでしょうかお兄様?ミウは24時間ウェルカムです!!」
「う、うぇるかむ?」
カルミアがなんかカタカナに慣れていない老人のような感じで言ったな。ちなみに、今のミウの形態は剣のままである。人間の姿は余り長続きをしないようで、疲れるといっていたがどのぐらいかな?って、そういう事じゃなくて。
「あのさ、ミウってよく考えたら空から落ちてきたよね。空を飛べるって認識でいいのか?」
ミウの移動方法考えると空飛んでいるんだよね。
「はい!なぜか剣なのに空を飛べるんですよ!」
なぜ飛べるのかは本人自身もわかっていないのかな?
「へー、それはいいですよね。空を飛んでみたいって思うときってありますもんね」
「同感じゃな。わらわも思うことはある」
「私もですね。一度尻尾を振り回して試してみましたが駄目でしたし」
タマモ、そんなことしていたの?
「まあ、それはそうとして、俺らもまとめて飛べないのかな?」
「んー、私を持っている人しかできなさそうですね。というわけで、お兄様!空を飛んでみたいなら私を持ってみてください!!」
とりあえず持ってみる。空を飛んでみたいのは翼を持たない者たちの夢であろう。歌にあるほどほしいからな。
「こう持てばいいのか?」
鉄棒をつかむような感じで持った。なお、刃の部分はちゃんと森の中で木の皮を加工して作ったお手製の鞘でガードしている。本当は獣の皮とかにしたいんだが・・・・モンスターしかいないからな。
「はい!!ではいきます!!」
カルミアたちもドキドキした目で見つめる中、ついに空を・・・
「えい☆」
ぶん!
「へ?」
・・・そのまま投げられたんですが。え?まじでどうなっているの?現在進行形で投げ飛ばされているんだが・・・。
「ふわぁぁぁぁぁぁ!!しまったぁぁぁぁぁぁぁあ!!勢いつけ過ぎてお兄様を投げ飛ばすような形でとばしてしまいましたぁぁぁぁ!!」
「「「何をしているんですか(じゃ)ぁぁぁぁ!!」」」
どうやらミウが張り切り過ぎてなぜか俺だけを投げ飛ばすような形で飛ばしたようである。
そのまま俺は放物線を描いて飛んだのであった。
「急いで追いかけるんじゃ!!」
「待ってくださいラル様ーーー!!」
「鬼神様今行きます!!」
「お兄様ごめんなさいぃぃぃぃぃぃ!!」
こうして俺は学んだ。今度から命綱をつけようと・・・手遅れだが。
本当はさ、魔女みたいに箒に乗るような感じで乗せたかった。
ラルはどこまで飛んでいくでしょうか?ソティス達は足が速いので早めに追いつくかな?




