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第52話 兄妹の会話

その夜の会話である

 焚火をたき、その周りでみんなが寝ていた。


 俺とミウはその近くで寝ないで見張りである。夜中に盗賊が襲ってくるなんてことが、この世界だったらあり得るからね。宿とかなら大丈夫だが、野宿が危険なんよだよ。これは実はソティスが旅の仲間になったときからやっているんだよね。


「にしても、ミウ」

「なんでしょうかお兄様?」

「俺が死んだあとって何があったんだ?お前は生きていたはずだし、なんで転生したんだ?」

「話せば少し長いんですが・・・」



 ミウは話した。俺が死んだあと、家族で集まって何をしようかと話し合ったということ。その際に妹たち全員が嫁がされそうになったこと。それに反発したら親父がおかしくなって全員を殺しにかかたっという事。気が付いたら死んでいて、女神さまの前にいたことなど・・・。




「他の姉妹は生きているようで、私とお父さんだけが死んだようです。どうやら無理心中を図ったようで、私とは違ったところに行ったようですけど」

「あのくそ親父救いようないな。絶対地獄にでも連れていかれただろうな」

「まあ、お兄様がいない世界なんて生きている価値がなかったのでこうして再会できたのはよかったんですけどね」

「俺としてはみんな(親父意外)長生きしてほしかったけどな・・・」

「でも、こうして剣精霊として転生したからにはお兄様のお役にたって見せますよ!!」

「俺は金棒しか使っていないが、まあ、タマモの役に立ってくれ」

「お兄様に使われたいのですけどね・・・・」


 なんかしょんぼりしたな。


「そういえば、お兄さまは鬼神に転生されてますよね。これからどうしたいんですか?」

「ん?あー、今のところ旅しかないな。前世は自由がなかったようなもんだし、こうして旅をしたかったからよかったよ」

「旅ですか・・・・いいですね。お兄様らしいです!」

「一応あてはないからな」

「それでも私はついていきますよ!お兄様と一緒にいたいんですもの!!」


 明るい声でミウは言うのであった。


「それに、他の女の人たちがお兄様を狙っているようですからね・・・・」

「なんか言ったか?」

「いえいえなにも。お兄様別に気にしないでくださいね!」

「そうか・・」


 絶対いまなにか言ったよな?


なお、これ以降はたわいのない互いの話をしているのであった。

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