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第51話 妹の居場所

扱いが難しいんだよね・・・

 妹が加わったが、そこで少し問題が浮上した。


「そういや、ミウって鞘がないな」


 剣を収めるための鞘がないのである。


「お兄様の腰に直接帯刀してくれればいいのですが。自分でちゃんと切らないようにできますよ?」

「いや、刃の部分がまるだしなのは見た目的にも危険なのだが」


 なお、精霊と化したミウが前世の姿のような人間の形状を保てるのは一度に3時間、30分の休憩が必要らしい。だが、今は刀の状態に戻っていた。よっぽど胸囲にショックだったようである。


 というか、その姿でどうしゃべっているの?普通に声が刀から聞こえてなんか怖い。


「え~、じかにお兄様に触れられるのに」

「というか、そもそも俺は普段この金棒しか使っていないんだが・・」


金棒と剣の両刀・・・無理だな。というか、両『刀』?


「そんな!お兄様は私を使ってくれないのですか!?」


 なんかすごいショックなようである。


「使えないこともないんだが・・・・この金棒がしっくりしているからな」


 剣道なんかもやらされていたから、一応扱えないこともない。だが、もうなんかこの金棒が完全に手になじんでいるからな。


「ううっ、お兄様に扱われて切れ味がすごくいいねとか褒めてほしかったのに・・・」

「それ、褒め言葉か?まあ、この中で現状お前を扱えるのは・・・・」


 ソティスは弓、カルミアは魔法で杖を、タマモは妖術・・・・。


「タマモ、ミウを使えるか?」

「ええ、剣なら多少は」

「えー!!お兄様が一番いいのに!!」


 と、その時都合よくモンスターが茂みから出てきた。10匹ほどのゴブリンの群れである。


「お、ちょうどいいところにゴブリンが。タマモ、ミウを使ってこいつらを倒せるか?」

「ええ、鬼神様の命令ならば」

「ちょっと!!私はお兄様に」


 なんかミウが言っていた瞬間、タマモは何かミウにささやくように言った。


(鬼神様に褒めてもらえるチャンスですよ。それに、私があなたを帯刀すれば、鬼神様にくっついたときにあなたも自然に鬼神様にくっつけるのだけど・・・)

(!?)

「いいでしょうか?」

「はりきりますよ!!」


 なにがあった今の会話?なんかいきなりミウがやる気を出したんだが。


「策士じゃな・・・前世の妹から取り込む気か」

「なんかリードされた感じです・・」


 なにやらカルミアとソティスが話していた。


 そうこうしている間にあっさりゴブリンの群れは肉片と化していた。めっちゃ早いな。


「おー、結構切れ味がいい感じだったな」

「当然です!お兄様の妹ですから!!」

「扱いやすく、振りやすく、鬼神様の妹は良い方ですね」


 ミウとタマモが満足気に言う。なにやらソティスとカルミアが「ぐぬぬ・・」とか言っているが何でかな?



 そろそろ完全にあたりが暗くなってきたので、俺たちは今日はこのあたりで野宿をすることにしたのであった。


 寝る際、俺はみんなから離れて寝るがな。一応交代制の見張りをするので、夜中襲撃されるってことはないはずである。


 交代の順は今日は俺とミウ、カルミア、ソティス、タマモの順にした。ミウは今剣だからね。一応、見張りの中に俺と一緒にした。前世・・というか、俺がいなくなった後の家族がどうなったか詳しく知りたいからね。


次回、兄妹の会話

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