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SIDE 神々の会話

ラルを転生させた女神の上司たちの事ですよ

ラルの鬼神の身体を創り上げた神々の会話~


「参加神全員いるかーーーーー!!」

「「「「いるともー!!」」」」


 神々の世界にて、飲み会が開催されていた。もっぱら暇な神々が毎日のように開き、飽きもせず繰り返されているのである。



 今日集まっていたのは、本来なら忙しい神たちなのだが、自分たちより下の神である女神(望みなし)に自分たちの仕事を押し付けて暇を飲み会のために集まっているのであった。


 神々の上にはさらに上の存在がいるのだが、それはめったに干渉してこないので安心して飲み会をしているのであった。


「なっはっはっは!やっぱり飲み会は楽しいのでありますな!!」

「仕事を押し付けてもいいじゃない、神だもの」

「飲むことすなわち快楽である!」


 ダメダメな大人たちの会話のように聞こえるが、これでも神である。こういった飲み会を通じて意見交換などをかわし、自分が担当している世界にはいろうとしている神や、危険な物を確認したりしているのであった。



「お前んとこは今どうなっているんだ?」

「ああ、今ちょうど面白い感じでありますな!!魔王と勇者がいるのでありますが、なぜか互いに恋しちゃって争わなくなったものの、それぞれが好きな者たちが互いに争っているという修羅場でありますよ!!」

「まだまだだな!!こちらはものすごく科学が発展してついにこの世界の存在を突き止めたやつが出た!!だが、行き過ぎは危ないので軽めにやばい化け物を投入したぞ!!」

「エーリアンデスという化け物だっけ?えぐいわねぇ。わたしのところなんて今やっと文明ができ始めたばかりよ」

「お主は神である自分にひれ伏させるために男ばかりにしてしまって子孫が残らなかったからであろう。ちゃんと男女比を考えないといかんな。男女で1:9、5:5、9:1とか極端にしすぎておるからな」


・・・・まあ、ぶっちゃけ自分たちが管理している世界自慢みたいな感じではあるが、これでもちゃんと神として考えているのですよ・・・多分。


ある程度の自慢話が済んだところで、話題を変える。


「うぃー、ひっく、良い感じに酒が回ってきたところであれはどうなっているんだ?」

「あれ?・・・ああ、この前創り上げた鬼神の事でありますか」

「あの転生先にて満足しているようよ?」

「我らの力を集めて創り上げてのだからあの世界すら牛耳れるはずですけどなぁ」

「本人・・・・いや、本神がそれをするつもりがないのだからいいのじゃない?それにしても、なかなかのワタシ好みだから性的に食べちゃいたいぐらい・・・」

「ダメでありますよ!?」

「俺たちが創り上げた鬼神はな、お前の欲望のためにじゃないからな!」

「転生者記念ですからね。ま、我々の力を持って創り上げたのですけどいまだに未知数ですからね」

「だってなぁ~・・・」


 その場にいた神々は鬼神の体を創ったときのことを思い出した。


 この場にいる神々以外も併せて全員で作った特別な体。神々の制約なしであの世界で力をふるえるようだが、いろいろ(、、、、)力をつけ過ぎてなにやら予測不可能な体になったようなのである。


「少し見て見ると、どうやらトラブルに巻き込まれやすくなっているようなのであります」

「女の子にも好かれやすくなっているようね・・・・これは私が原因かしら?」

「「「お前のせいなのは間違いないだろうな」」」

「力が無限ともいえるレベルだが、どうやらあの世界の決まりに縛られて完全ではないな」

「魔法が一切使えぬようだが・・・・魔法も桁外れで使えるようにしたはずじゃよな?」

「その辺は神々でもわからんよ。なんせ神々(俺ら)の力が混沌(カオス)化しているようだしな」]


簡単にまとめると、ラルの力は神々でさえ予測不可能になっているという事である。


「これさ、魔王とか出てきても簡単に倒せちゃうよな」

「魔王どころか、我々と同等かそれ以上でありますな・・・」

「うーん、チートって奴かしらね?ほら、よく他の世界の人間たちが言っているでしょ?」

「魔法が使えないのは謎のようじゃがな。まあ、あの世界には当分我らは降臨する気もないし、しばらくは見守ってあげるのが一番じゃな」

「「「「さんせー!!」」」」


 こうして、神々の飲み会は今日もいつも通りに行われていくのであった・・・・。




 

結構これでも真剣に考えているのですよ・・・・・・おそらくは。

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