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第102話 いきなりの襲撃

時間的には昼近い・・・・

すごいな!あの撲殺姫に勝ったんだぜ!」

「あの撲殺姫を降参させるとはあの男すごいな!」


 ルーン姫との模擬戦の後、次々にギルドでその試合の様子を見ていた人たちが騒ぎ始めた。


 というか、ルーン姫の異名完全に浸透しているよな・・・・。撲殺姫で通っていることがマジで怖い。子の異名と、ルーン姫の性格的に本当に誰か撲殺していそうなんだが・・・。


「あ、ラルっち早くここから出てった方がいいかも。ここのギルドマスターが勧誘しそうな気がするもん」


 ルーン姫が何やら困った顔で言った。おい、それならなんでここで勝負したんだよ。


 ツッコミを入れたいが、ルーン姫の顔を見る限りここのギルドマスターが面倒そうな人物っぽいのでさっさと移動し、


ぼかぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁん!!


 いきなりギルド中に爆発音が響いた。すぐにその音がした方向を見るとギルドの壁が破られており、そこから普通の人サイズほどの黒い3体のロボットのようなものが並んでいた。


 ・・・ガン〇ムのド〇?


 なんとなく、前世のそんなものを思い出した。悪友がこれいいんだぜぇみたいなこと言って見せてきたから覚えているんだよな・・・・。


いや、そんなどうでもいいこと考えている場合か?明らかにヤバい奴らなような気がする。



「なんだあれは・・・」

「丈夫なギルドの壁を簡単にぶち壊しやがった!」


ギルドの壁は丈夫なのか。まあ、喧嘩とかする冒険者がいるかんじだからなぁ・・・違うそうじゃない。


一つだけ発光する目玉みたいな部分がこちらの方をみた。


『アタデルベ王国、第1王女確認。コレヨリ排除』

『排除』

『排除開始』


機械音声が流れ、こちらに向かって進み始めた。


「ルーン姫を狙っているのか?」

「こんなやつら返り討ちだよ!『ガントレット・スクリューパンチ』!!」


 コークスクリューブローのような動きでガントレットが回転し、そのまま両手のガントレットが同時に打ち出された。たしかダンジョンのボスを貫いた技だったよな。


がきぃいん!!


「なっ!?」 


 回転しながらガントレットがその黒いロボットのようなやつの先頭のやつに直撃した。だが、はじかれてしまった。


 そのうえ、そのまま後方にいた2台が素早くはじかれて戻ろうとしたガントレットをつかみ、抑え込んだ。


 そのまま残る最初の一体がいきなり加速して迫ってくる。


 先ほどの機械音からして確実にルーン姫の排除、つまり抹殺の目的だろう。


 すばやく俺はその突進してきたやつに金棒を正面からたたきつけた。


がきぃぃぃぃいん!!


 だが、傷一つつかない。


 そして、俺が抑えようとしているのに、そのままごり押ししてる。


「ぐっ!」


 踏ん張りがきかず、そのままぐいぐい進まれる。ものすごい力で、このままでは確実に押し負ける。



(『解放(リベレーション)』!!)


 さすがにまずいので奥の手として鬼神の力を全開にする。


『!?』


 黒いロボットの方は気が付いたのだろうか、何やら驚いたような音声が流れる。


 だがもう遅い!


「うらぁぁっ!!」


 金棒をいったん手から離し、そのまま全力の右ストレートをそのロボットのようなものの胴体にぶちかました。


ごがぁぁぁぁぁぁん!!


 勢いよくその胴体にあたり、吹っ飛んだ。いや、木っ端みじんに砕け散った。


『バカナ!?』


 仲間のロボットのようなやつから驚いたような音声が流れるが、もうこうなってはこいつらには勝ち目がなかった。


 そのまま素早くそいつらの目の前まで一気に進み、同じように残る2台にも先ほどと同じようにして木っ端みじんにしたのであった・・・。






 

ほんとはジェット〇トリームアタックとかしたかったんだけどね。さすがに無理があった。

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