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第9話 盗賊団退治

この作品、結構自由な感じがする。

「あの場所に盗賊団がいることはわっているのですが、いつも大勢でいるためなかなか討伐できないんだ。このアンベルト自身も挑んでみたことがあったが、それなりにあいつらは強いことが分かる」

「なるほど」


 俺たちは夜になるのを待ってから盗賊団がいるという場所に向かっていた。夜襲をかけたほうが混乱させられるしね。それに、俺一人だけなのも不安だからアンベルトさんに一緒に来てもらった。


 しかし、アンベルトさんでも倒し切れなかったということは結構強そうだな。手加減なしで行くか。



 少し進むと、焚火の明かりが見えてきた。どうやら盗賊団がそこで宴会でもしているようである。


「ひゃはははははは!!今日も大量だったぜ!」

「積荷も全部奪えたし、金もたんまり手に入った!!」

「野郎どもや歌えやめや!!」

「「「ひーやっはー!!」」」


 テンション高いな。どうやらどこかの商人でも襲っていろいろ手に入って宴会でもしているようである。

 

 盗賊団をよく見ると、奥の方にいるひげもじゃのやつが(リーダー)のようだった。


「しかし親分、昨日ごろからあのここの辺境伯の娘の馬車を襲ったやつらが帰ってきていないんですけどいかがしやしょう?」

「ほっとけ!どうせあいつら3人だけで楽しんでいるさ。そのうち戻ってくるだろうよ」

「そうですね!ならば今のうちに俺たちも楽しんでおきましょうや!!」

「うむ!!それが我が盗賊団『暁の夜』の掟!!『他に占めるときは楽しんでいけ!!』だ!!」


 ん?『暁の夜』って確かあのごろつき3人組が言っていたな。あいつらこの盗賊団の仲間だったのか。もはや帰らぬ人になっていると思うんだが・・・・。



 まあ、油断しまくっている方がやりやすい。


「アンベルトさん、一応俺一人で行ってみますけど危なくなったら助けてくださいね」

「貴公一人でか・・・まぁ大丈夫だとこのアンベルトは思うがな。存分に暴れてきてくれ」


 金棒を担いで、俺は盗賊団退治(一方的な蹂躙)を開始した。


「どっせい!!」


 俺はまず勢い良く地面に金棒を振り下ろした。



ドゴォォォォォォォン!!


「な、なんだべいったい!?」

「地面がすごい揺れた!!」

「敵襲か!?」


 金棒を振り下ろしたことにより、たたきつけた地面がクレーター状にえぐれ、その土ぼこりが舞い、盗賊団は混乱した。


「まずは一人・・・」


 俺はその混乱に乗じてまず、金棒で思いっきり盗賊の一人の頭を横に殴りつけた。もちろん、一応殺してしまっても構わないそうなので手加減なしである。


 ビシャァァッツ!!と辺りにその男の頭だったものが飛び散った。


「な!!なんだこいつは!!」

「だ・ま・れ☆」


 俺のことに気が付いたやつを即座に今度は胴体を薙ぎ払った。すると、今度は胴体がもげることなくきれいに吹っ飛んだ。


 どうやら、頭ほどはもろくはなかったようである。


「落ちつけ野郎ども!!相手はたった一人のようだ!!全員で攻めやがれ!!」

「「「おーーーーーーっ!!」」」


 どうやら、さすが伊達にこの盗賊団を引き連れたひげもじゃの(リーダー)ではなかったらしい。冷静に、的確に判断をしているようだった。


 盗賊の男たちはいっせいに向かってきた。


 だが、意味がない。


「こいつでもくらいやがれ!!」


 俺は先ほど頭を吹き飛ばした男の体を思いっきり投げつけた。


 投げる力が強すぎたせいで体はあっという間にバラバラになったが、それでもスピードが速かったようで次々と盗賊たちに命中した。


 さらに、飛び散る血潮などで視界が遮られたようで完全に混乱状態になったようであった。


「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!目が血で見えねぇ!!」

「うおっ!?これ腕だ!!」

「この所業人間じゃねぇ!!化けもんだ!!」


 その場から逃げ出そうとする盗賊たち。だが、俺は無慈悲にも次々と手にかけていった。


 ある者は全身の骨が粉砕され、ある者は腕をもがれ、またある者は頭を爆発四散された。


 その光景はまさに地獄絵図というのにふさわしく、それから10分後、俺はひげもじゃの(リーダー)のひげをぶち抜いてから腹を思いっきり殴って、盗賊団退治(一方的な蹂躙)を終えたのであった。


 自分でいうのもあれなんだけどさ、気が付いたらこうなっていたな。全く罪悪感もないし、これって鬼神になったせいかな?


 アンベルトさんを見ると、彼(彼女?)はその甲冑の鎧を身にまといながらも顔が青白くなったように見えたのであった、

 少しやりすぎたかな・・・?






この日、盗賊団は全滅したのであった・・・。

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