表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/135

プロローグ

新しく書いてみました。

夏の終わりが近づいてきた8月後半、篠崎 龍井(しのざき りゅうせい)は高3最後の夏休みの宿題に追われていた。


「くっそ、なんで来年には受験だというのに夏休みの宿題なんてあるんだよ!!」


 さすがにこの量は鬼だろ!!


 実はこの宿題の山は学校から出されたものだけではない。塾や家庭教師などから出されたものが大半を占めていた。


 俺のこの篠崎家はとある大会社であり、その跡取りとしての勉強をさせられているのだった。だが、俺は会社なんて継ぐ気はない。


「俺としてはのんびりとして生きていきたいんだよ!!」


 思えば昔からそうだった。俺はこの家唯一の長男で、下には妹ばかりだった。


 そして親父は頭が古く、家を継ぐなら男子しかおらんという一点張り。


 妹たちの方が優秀なのに聞く耳持たず、見る目も持たず、幼き頃から俺は様々な教育を叩き込まれた。


 そのうえ、俺は昔からそれなりには器用だったのでそれなりには様々なことができてしまっていたわけで、これでもか、これでもかというぐらいに詰め込み学習をやらされまくった。


「あーもうっ!!宿題なんてやめだやめ!!」


 考えているだけで憂鬱になってきたので、俺は気分転換に家から自転車で飛び出し、そのまま適当に街をさまよっていた。



「しかし暑いなこりゃ・・・」


 ニュース出やっていたが、確か今日が最後の猛暑日になるらしい。


 家を勢い良く出たもんだからすっかり暑さの対策をしてなかったよ。



「ん?」



 あまりにも暑くなってきたので、もう帰ろうとした時だった。


 丁度目の前には公園があり、道路が目の前にあり、しかも、そこからトラックがちょうど進んでいる時だった。


 そこから小さな男の子がボールを追いかけて飛び出してきたのだ。


「危ない!!」



 トラックに轢かれると思って、俺は無意識のうちにその男の子を突き飛ばし、次の瞬間俺の目の前にはトラックがあったのであった・・・・



一応ほかの作品との並行連載。ただしこちらは完全不定期。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ