君は……
いつも君は偉そうで
自信に満ち溢れてて
何より本当に完璧で
いつも君は笑ってて
誰かを笑顔にしていてさ
何よりそれが嫌いだった
誰より君が嫌いだった
誰より君がスキだった
いつでも僕の心を乱す
そんな君が大嫌い
だからきっと君が居なくなっても傷つかない
だって君が大嫌いだからさ
だからさ居なくなったら
居場所が無くなったらさ
僕の場所においでよ
僕が居場所になったげる
だから早く嫌われちゃえ
ーーーーーーーーーーーーーーーー
いつも君は憎らしそうに
世界を暗く眺めてて
何より本当に嫌いでさ
いつも君は不機嫌で
憎らしそうに私を見てて
何より本当に憎かった
誰より君が大嫌いだった
誰より君が嫌いでさ
誰より君が苦手でさ
どうやって言い負かそうか
そうやって考えてたら何よりも君が大事でさ
そんな君が大嫌い
もしも君が私の事を好いてくれて居るならさ
私は君が嫌いになるよ
だって私は君が嫌いだからさ
今更スキとかいえるでしょうか
だって私も君もきっと天邪鬼だからさ
ーーーーーーーーーーーーーーーー
短編2本立て!
少年少女の生憎と、矛盾をテーマに書きました。
共感していただけると嬉しいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーー