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変化


その晩、二人は酔いつぶれて、朝に起きた。


江藤が帰ろうとすると、原田が言った。


「俺は、今まで仕事を中心に生きてきて、自分の身なりに、あまり気を配らなかった。江藤、お前には言うが、俺にも自分でカッコいいとイメージするスタイルがあってな・・それに向かって、今日から自分をチェンジする。また、そんなことで、相談に乗ってくれるか?親愛なる江藤よ!」


「もちろんですよ!」

江藤は、力強く答えて、原田のマンションを後にした。


それから、江藤の携帯に、頻繁に、洒落こむ原田の画像が送られてきた。


江藤は、それを確認しては、親身にアドバイスした。江藤は、着こなしにも定評のあるタレントだった。元々、お洒落が好きな江藤だったし、原田と更に親密になった今、ズバリとアドバイスした。似合っていない時は、似合っていないと、ハッキリ言い、身体をもっとシャープにすることまで、提言した。


原田も、それを真摯に受け止め、自分のスタイルに磨きをかけた。



「見た目なんて、関係ない」


そんな言葉は、世にある。でも、自分のなりたいスタイルや、憧れるかっこよさを追求するのも、昔から言われることだ。


今、原田は、しゃにむに、それを目指している。

飯野に、自分の気持ちを伝えるために、必死に。

「自分に自信がない・・」

そうこぼしていた原田は、まさしく必死に努力していた。

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