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自覚無き神話の始まり

 少女が奴隷になるかどうかの瀬戸際の状況になった森の中に、


『お・い・て・い・け・ぇ』


 突如おどろおどろしい声が響き渡った。


「なっ!?」


「なんだ!?」


「も、物の怪かっ!?」


 さすがの奴隷商人もこれにはビビったのか、思わず少女の腕から手を離す。


 突如手を離された少女は、やはり目が見えないのかフラフラとよろめき倒れようとする。


 それを見ていた兄と思われる少年は慌てた様子で彼女の体を抱き留めた。


 それを見ていたおどろおどろしい声の主は、


(うん。よくやった少年)


 内心でそんな軽い声を出しながら、サムズアップした。


 というか俺だった。


 俺は声に乗せてこの声を聞いた人間の精神をかき乱す世界の改編(・・・・・)を行いながら、さらに声を発していく。


『そ~の~お~ん~な~、お~い~て~け~』


(石が声を発して女を要求するとか、かなりシュールじゃね?)


 といまさらながらそんなことを考えてしまう俺だったが、このまま子供がひどい目に合うのを見るのも忍びなかったので、とりあえず間抜けすぎる絵面は全力で無視して、俺は先ほどと同じことを続ける。


「ひぃ!? お、おいていきますッ!! おいていきますッ!!」


「物の怪じゃ……化物じゃぁあああああああ!?」


「あ、おい、まてって!?」


 奴隷商人の仲間たちは錯乱した様子で逃走を開始。ただでさえ不気味な森の中におどろおどろしい声が響き渡るという怪奇現象のさなか、俺の世界改変(チート)によって恐慌状態に陥らされているんだ。ろくな抵抗もできずに逃げてしまうのは、ある種当然の結果といえた。


 絶対こんなのおかしいというまともな判断さえできず、悲鳴を上げて転がるように逃げていく二人の仲間に、少女の腕をつかみ引っ張っていた男も慌てた様子でその男たちについていく。


 作戦大成功だ!!


(出典……置いてけぼり。やはり日本の怪談は偉大だった。でも贅沢をいうならば、もうちょっと抵抗の意志を示してくれたら面白かったのに。せっかく世界改変で作った幻影でのっぺらぼうまでのコンボを用意していたのに)


 と、そんなことを考えつつも、俺は視界の端で作っていた、幻ののっぺらぼうを掻き消し、


「まぁ、かなりビビッていたしあれ以上するのはさすがにオーバーキルかもしんないけどな……」


 そんな風に自己完結。そして、俺は助けた兄妹に、もう大丈夫だと伝えるために話しかけることにする。


「やぁ君たち。無事だったかい?」


 さきほどのおどろおどろしい声とは違った、できるだけフレンドリーな声音を作り話しかける俺。助けた相手をビビらせたら元も子もないしね!!


 でもおかしい。子供たちからの反応が返ってこなかった。


「ん?」


(多分さっきの奴隷商人たちと同じように、怖い体験をしてビビっているんだろうけど、それにしたって無反応っていうのはおかしい。声をかけた瞬間、悲鳴なりなんなりを上げて逃げていくはずだし……)


 俺は不思議に思い、奴隷商人たちに合わせていた視界を、兄妹に移動させていく。そして、


「……………………………あぁ、しまった。恐慌の世界改変、対象を限定するの忘れてた」


 恐慌の影響をもろに受け、ぶくぶく泡を吹いて気絶している子供二人組を見て、『あちゃー!』と言わんばかりの態度で、内心で『テヘペロ』をした。


 あとからその話を聞いた現在気絶中の少年からは「反省してたのかっ!?」盛大に怒られてしまったが、最近人と接触する機会自体が少なかったんだ。多少場の空気の機微が読めなくても、大目に見てほしい俺だった。


「う~ん。でもこのままじゃ話し進まないしな……。仕方ない、ちょっと強引にでも起きてもらいますか」


 そう言って俺は女神の力で、世界を改変。それと同時に発生したのは、突然の土の隆起だった。


 まるで噴水のように立ち上がる土。その土はやがて等身大の人の形を作り出し、なぜかマッスルポーズをとり固まる。


「秘儀! 土人形!!」


 うん、まんますぎだよなっ。わかってる!! 俺にネーミングセンスがないことくらい、兎嵐や路駿の馬に名前を付けたときになんとなくわかっていた!!


 でも極力かっこよくつけたんだぜ!? 三日間必死になって考えたんだぜ!? 烈風クライシス号と、業火炸裂号!!


 と、そんな過去のトラウマ(馬だけに)はひとまず置いておいて……。これでひとまず子供たちへの干渉は可能になった。


 俺は石であるため、自分で動くことは決してできない余計な呪い(制限とは絶対言ってやらん)が女神にかけられてはいるが、世界の改編によって自由自在に操れる人形を作ることくらいは可能なのだ!!


「イッツ高性能!! さすが賢者の石!! そこに痺れる憧れる~」


 賢者の石の自画自賛が響き渡る。


 虚しくコダマする!!


 当然返事は帰ってこなかった。


「……お~い。おきろ~、起きろ~」


 チョットだけ恥ずかしくなったので、先ほどのことは完全に無視し、さっさと子供たちを起き上がらせにかかる俺。


 とりあえずまずは元気そうな少年から。気の弱そうな少女から起こしたら、どこからともなく聞こえてくる声におびえちゃうかもしれないしな!


 土人形を操り、その手を肩に乗せ少年の体を勢いよく揺らす。


 もう残像が残りそうなくらいゆらすっ!!


 結果っ!!


「あぶぶぶぶうぶぶぶっぶぶ!?」


「なぜだ……。口から吐きだされる泡の量が増えた気がする」


 ふむ……力加減を間違えたか。そういえばそのことで何度か、兎嵐と路駿が愚痴を言い合っていたのを聞いた記憶が……。


 ま、まぁいいや! 今度はゆっくりやればいいよね!! と、俺は慎重に土人形を動かし、今度はゆっくり少年を揺らす。


 そして、ようやく少年は目を覚まし、


「う、うぅ……なんか頭かきまぜられたみたいに気持ち悪い……」


「あ、起きた?」


「っ!? ぎゃぁあああああああああああああああああああ!? 土の化物ぉおおおおおおおおおおおおおおおお!?」


 ふたたび気を失った。


「…………………………」


 唖然とする俺。そして考える。


 Q:目を覚ました直後にみたのが、自分の顔を覗き込む土の塊の顔だったら?


 A:そりゃだれだってビビるし慄く。


 その答えにようやく行き着いた俺は、


「いや~ん。賢者の石失敗しちゃった~。ちょ~ごめんね~」


 照れ隠しがてらにかわいらしく謝罪してみたが、泡吹いて気絶している兄妹はどちらも答えてくれなかった。




…†…†…………†…†…




 少年――瑠訊(ルジン)は森の中に響き渡る談笑の声で目を覚ました。


(あ、あれ? 俺はいったい何を。そうだ……妹の瑠偉を助けようとして)


 そこで少年は思い出す。自分たちの顔をのぞいていた土の化物の顔を!


「瑠偉っ!! いますぐここからにげっ!!」


 ろ……。という前に、


「おしゃべりできる石なんて……。変わっていますね?」


「か、変わっているで終わらせちゃうの? し、しかもなんか気づかない? けっこう民間にも流布している偉大なお話の主人公なはずなんだけど……」


「??」


「お、俺ってもしかしてすごい知名度低いの?」


 それはそれでショックだ……。と、妹と会話を交わす、真っ赤な宝石のように透き通った石を見て、


「な、ななななななななな!?」


「あ、お兄ちゃん……。さっき助けてくれた、賢者の石さん。さっきの声もこの人が出していたんだって」


「あ、どうも~。《賢者の石》です。にしてもこの子すごいね? 目が見えないからか他の五感が異常なまでに鋭敏だ。俺の声を聞くだけで発生源当てて俺を見つけ出してくれたし。ところで視覚がないのに五感というのは、ちょっとおかしいかな?」


 今の春王朝ができる二つ前の王朝――兎王朝の偉大な王、《始皇帝》兎嵐が持っていたとされる伝説の七神器の一つ――神の知恵を持つ石《賢者の石》のあっさりとした自己紹介に、


「い、石がしゃべってるゥウウウウウウウウウウウウウウウ!?」


「《賢者の》をつけろ小僧」


 かったるそうな声音で呟く石に対し、瑠訊は咽が嗄れるまで悲鳴を上げた。




…†…†…………†…†…




 それから数分後。瑠訊が落ち着くのを待っていた俺は、ひとまず彼らの状況確認をすることにした。


「とりあえず聞くけど、帰る場所はあるの……?」


「…………」


 盛大に目を伏せる瑠訊。どうやらないらしい。


「孤児……とか?」


「違う。父さんも母さんもちゃんといる……でも」


(売られちゃったか。今の厳しい世の中じゃそれも仕方ないかもな……)


 と、よく世界を改変して覗いていた周辺の村々の様子を思い出し、俺は嘆息した。


 領主からの苛烈な徴税の上に、最近では氷河時代に突入しつつあるのか、矢鱈と寒冷になってしまった周囲の状況が合わさってしまい、現在この山の周囲の村々は未曽有の大飢饉に陥っている。


 ひどい村では昔の歴史資料で見かけたように、森の木の皮まで剥いで、食べているありさまだ。


 まだ子供を口減らしする程度で済んでいるのは、むしろ幸運な分類だと思っていいだろう。


「ち、違うんです……兄さんは、兄さんは売られてない。売られたのは私だけで」


「やめろ! 瑠偉っ!! 兄さんは瑠偉がいないあの家なんていたくないから、瑠偉を取り返しに来たんだ!」


「で、でも……兄さんは家を継がないと。畑を守らないと、お父さんもお母さんも困っちゃう」


「瑠偉がいなくなって清々したなんて言っているあいつらのことなんて、二度と親なんてよぶなっ!! あいつら、瑠偉が、目が見えないからって厄介払いしやがって!!」


 何やら複雑な家庭の事情もあるらしいが、そこらへんは俺は感知しないので割愛。俺は、賢者の石なんて言われているが、他人の家庭の事情に首を突っ込めるほど上等な存在ではないので……。何よりめんどくさそうだし……。


 とにかく帰る家がないということさえ分かれば十分だった。


 とはいえ、それがわかったところで困ったことが増えたことに変わりはない。


 なぜか? 決まっている。このまま彼らを家に送り出して、はいお終いということにできなくなってしまったからだ。


 まさかわざわざ助けたのに「じゃぁ後勝手にしてね?」と放り出すわけにもいかない。それはあまりに無責任すぎるし、少なくとも人としてはやっちゃいけないことだ(石だけどね……)。


 それに俺にはこの二人を助けられるだけの力がある。イロイロ制限があるとはいえ、子供二人を育てるのに十分な力が。


 どうせ隠居生活でやることもなかったし……自我の喪失による死亡は、もうちょっと後でもいいだろう。


(なんか思考が止まりかけたとき普通に怖かったし……)


 とはいえ、この国に止まっているわけにもいかない。


 もはやこの国は限界だというのが、瑠訊や瑠偉達の話で分かったからだ。


 おそらく近々内乱が起こる。今の状況をどうにもできない王朝に対し、市民たちの怒りが牙をむく。


 だが、それが起こったところで、環境が劇的によくなるわけではない。たとえ王朝を打倒したとしても、なくなるのは領主からの厳しい徴税だけであり、氷河期による国全土を覆う冷害に対する対処法は、到底望めないからだ。


 むしろ国は再び荒廃し、瑠訊たちのようなか弱い人間から次々と死んでいく暗黒時代が訪れる。


 子供を安全に育てるには、この国はあまりに駄目すぎた。


(まぁ、おれと兎嵐が地盤作った国なんだけど……)


 どうしてこうなったかね~。とわずかに後悔が入り混じったため息を漏らしながら、俺は思考する。


 どうすればこの少年たちを助けられるか思考していく。


 そして、


「うん。もういいやメンドクサイ」


「え?」


「な、なに……《賢者の石》さん?」


 正直、やっちゃうといろいろ世界に影響がデカすぎて、まだ知らない女神の禁則事項にふれかねないから、やるつもりがなかった禁じ手に、手を出す覚悟を決めた。


「なぁお前ら……新天地目指すつもりはない?」


「「新天地?」」


 さすがは兄妹と言わんばかりに、同時に首をかしげる瑠訊と瑠偉に、俺は苦笑をうかべながら(石だから(以下略))山から見える海を見るように促す、


「あの海の向うな……実はけっこうデカイ列島があるんだよ」


「列島?」


「な、なにそれ?」


「あぁ、割とデカイ島の集まりだと思え」


 そう。俺は実はこの世界に降り立った瞬間、この世界――つまり、この惑星の大陸や列島の位置を、世界改変(チート)による遠視・透視で観測し、大まかに把握していた。


 その結果、どうやらこの世界は俺がもといた世界=地球をベースに作られた世界ということが分かった。


 なぜか北アメリカが巨大な浮遊大陸になっていたり、


 なぜか南アメリカが天を衝く巨大な山脈だらけの大陸になっていたり、


 なぜかオーストラリア大陸が海にあいた巨大な穴の底にあったり、


 なぜかアフリカ大陸が莫大な水源を秘めた巨大な川によって分割されていたりと、


 色々不可思議、というか異常な点は見受けられたが、とりあえず彼が《ユーラシア》と対応していると思っている大陸と、懐かしい故郷である日本と思われる列島はそのままの姿を保っていた。


 そこで俺は、自分の世界の知識を使い、周囲の人々の幸せを願った青年のために、中国があった場所にそれっぽい王朝を立ち上げる決意をして今に至る。


 そして、そんな俺が示す中国 (もどき)のさらに海の向こうにある列島などもはや決まっていた。


 日本に対応する、列島のことだ。


 そして、さらに都合のいいことに、


「その大陸にはまだ……人間がいない。つまり、お前たちを虐める奴隷商人も、お前たちを捨てた両親も、その両親を苦しめた徴税官もその島にはいないんだ」


「「っ!!」」


 そう。どういうわけかその列島にはいまだに人間の姿が確認できていなかった。


 何らかの理由でサルからの進化が遅れたのか……理由は分かっていないが、いないならいないで好都合。


 幸いと言っていいのか今の王朝の航海技術では、到底その列島にたどり着けないであろうことも、瑠訊が起きるまでの時間を使い、世界改変の遠視・透視ですでに確認済みだ。


 少なくとも、瑠訊と瑠偉が生きて死ぬぐらいの時間はあの列島で静かに暮らすことができるだろうと俺は踏んでいた。


「そこには人は誰もいないから、きっと寂しい生活になると思う。でもこの国以上の平和と自由が得られることは、この《賢者の石》が保証しよう。正直俺としてはこれ以上の選択肢はお前たちに与えられない。この国で頑張るというのなら……止めはしない。止めはしないが、きっと道半ばでお前たちは命を落とすだろう。奴隷商人につかまるか、食料がなくて餓死するか、食料を手に入れるために罪を犯し処刑されるか……。そんな未来が透けて見える。それを考えるなら、いっそ別の島に行って人生をやり直すことをお勧めするが……どうする?」


「「…………」」


 瑠訊と瑠偉の瞳には一瞬の迷いの光が浮かぶのを、俺は確かに確認した。


 そしてその光は、一瞬だけですぐ消えたのも。


「いくよ……。賢者の石」


「賢者の石さんは賢いんですよね? だ、だったら……私たちは貴女の判断に従ってついていきます。それに」


「「瑠偉(兄さん)と一緒なら、どこに行っても怖くない」」


「……そうか」


 こいつら禁断の愛的な意味で結構危ないな……。とかなり失礼なことを考えつつも、二人の決断に俺は笑う。


 もっとも、石なので表情なんて(以下略)。


「じゃあ連れて行ってやろう。明日からお前たちの家になる……新天地へ」


 そして、新たな国つくりの神話が生まれた。




…†…†…………†…†…





 その昔。まだ天と地がわかれておらず、世界が混沌の海の中にあった時代。


 一人の神が海を切り裂き、二人の神をひきつれてきた。


 海を切り裂いた神の名は《賢気朱巌命さかきあかいわのみこと》。


 引き連れられた神は兄妹であり、その兄の名は《流刃天剣主(るじんあまつるぎぬし)》。


 妹の名は《流慰天瞳毘売(るいあめのひとみひめ)》。


 切り裂かれた海は大地と空に変わり、二人の兄妹神は大地に住み国を作った。



    (矢崎昭(やざきあきら)編『明石記(あかいしき) 一』(1956) 神明書店)




…†…†…………†…†…




 俺が姉弟に出会った深夜。


 海が真っ二つに割れていた。


 その真っ二つに割れた海の底を歩くには、真っ赤な宝石のような石を手に持った二人の兄妹。


 というか、俺を持った瑠訊と瑠偉だった。


「すげぇ、すげぇええええええええええええええええ!? そしてすごすぎてちょっと怖いんだけどぉおおおおおおおおおおおおお!?」


「お、お兄ちゃん? なに? なにがどうなってるの? 何か物凄く潮くさいんだけど……」


「ほら瑠訊。あんまり騒ぐな。瑠偉ちゃんが不安になってるだろ?」


「いや、でもこれ騒ぐなって方が無理……。ぎゃぁあああああああああああ!? 賢者の石! 鮫っ!! こっちに鮫来てるぅうううううううううう!!」


「安心しろって。海の流れは完全に俺が制御しているから、割れた海の壁突き破ってこっちに出てきたりはしないから」


「って、え? あ、ほんとだ!? お前一体何者なんだよ!?」


「賢者の石ですが? ドヤァ」


「うわっ腹立つ! よく意味が分からないけどそのドヤァ発言はすごい癇に障った!!」


「に、兄さん? 本当にどうなっているんですか!?」


 騒がしい兄の声が響き渡り、飢えをしのぐため夜釣りに出かけた釣り人は腰を抜かし驚く。


 そんな目撃譚が翌日ちょっとした騒動になっていることなど知らず、


 のちの世で神話として語られることなど知らず、


 俺は二人の兄弟とともに懐かしさすら覚える、新天地を目指し旅立った。


*明石記=地球世界の日本に相当する国――《日ノ本議国》最古の歴史書。神代から古代始まりまでの出来事が記載されており、日ノ本神話の原典とされる。

 なお、いくつかあるとされるこの本の原典の一つは、流慰天瞳毘売自身が執筆したといわれる《瑠偉の日記》。その日記をもとにして書かれたという文献も見つかっているため、全国の歴史学者は《明石記》の原点と思われる《神の日記帳》を血眼になって探しているが、その原典はいまだ見つかっていない。


注:この参考文献は完全に創作です。


 万が一同じ名前の書籍が実在したとしても、全くの別物でございますので、こんなことが本当に書いていあるのかっ!? と、調べないでください。かしこ

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― 新着の感想 ―
[一言] その人形使えば?
[気になる点] 「何らかの理由でサルからの進化が遅れたのか……理由は分かっていないが、いないならいないで好都合。」 何らかの理由で大陸からの移動が遅れたのか ならわかるけど、サルからの進化が遅れたのか…
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