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夏の影  作者: 柳人
1/1

目にした

真夏の田舎で起こる奇妙なラブストーリー

ーーー記録的猛暑が続いています。

   こまめに水分補給をし熱中症対策に…ーーー

毎日のようにニュースでは記録更新の話題ばかりが流れもう飽きるほど聞いた

「もうわざわざ言わなくてもいいのに逆に言われると 熱いんだけど」

「優花ー早くご飯食べてないと学校遅れるよー」

「はーい!今行く」

階段を急いで駆け降りる

「ママ今日部活で帰り遅くなる」

「わかった気をつけて帰ってきてね近道とかで変な道 とか通らないでよ」

「わかってるよ〜でもあんまり遅くなりそうだったら 仕方ないよねー笑行ってきまーす」

慌ただしくご飯を食べ登校する

「あっ来た、来たおーい優花遅いよー」

「ごめーん少し寝坊して(汗)千花今日も可愛いよ

 笑」

「はいはい笑(ため息)ありがとね。それより知ってる今日転校生来るらしいよ」

「えっまじ?へぇーどんな子なんだろう結構楽しみか

 も」

熱い日差しが差し込む中友達と楽しく登校する

校門の前

「はいおはようございます」

「あっ校長先生おはようございまーす」

いつものように校門で校長先生が立ち児童に挨拶をする変わらない日々

いつもの教室バカみたいに騒ぐ男子達

「おーいお前らそろそろ席つけー今日は知ってる人も いるかもだけど転校生が居ます。はい入ってきてく ださい」

その転校生は静かに教室の扉を開けて入ってきた

「今日からお世話になります。影野咲夜です。」

「はい自己紹介ありがとうじゃ咲夜はえーっとそこの

 空いてる席で」

その影野咲夜という青年は私の隣の空席に座る

「はじめまして私優花よろしくね!」

「あっはじめまして咲夜です…よろしくお願いしま  す」

その子は微笑みながら挨拶をしたただどこか不思議な雰囲気をかましながら

   ーーーー昼休憩の時間ですーーーー

「んーっとやっと昼休みだーさてと千花の所にいこー

 っと」

教室を飛び出して購買に立ち寄り急いで集合場所に行く

「遅いよー優花」

「これでも急いだんだよ」

「どうせ購買やってきたんでしょ?で転校生どんな子 だった?」

「うーんなんて言うか不思議な感じだったけど優しそ うだったよ」

「なんだそれ笑名前なんていうの?」

「影野咲夜君だってめちゃくちゃかっこよかったよ」

たわいもない話をし楽しく昼食を済ます

目の前の窓を開け外の空気を吸う

「あれ?噂をすれば咲夜君だおーい!」

窓から身を投げ出し大声で呼ぶそれに気づきこちらを向く咲夜の目には一瞬不気味な光溜まっていたような気がした

「そんなに身を投げ出したら危ないですよ優花さん」

優しく微笑みながら答える彼の姿はどこか平人を装おうとしているように見えた

「優花大丈夫そろそろ昼休憩終わるよ」

「あっそうだ忘れててた咲夜君ー早く戻らないと昼休憩…あれ?居ないまあ戻ったのかな?」

「いいから戻るよ」

昼休憩が終わり午後の授業が始まるなんであんなに咲夜君に違和感を覚えるんだろ…まだ過去の闇から他人を疑い深くなっているのだろうか早く立ち直りたい…

「はぁーなんでまた思い出してるんだろ嫌だなー」

小声で呟き授業に集中出来ず外を眺める

終了のチャイムが鳴り響く

「よし部活の時間だー次の大会に向けて頑張るぞ   ー‼️」

「優花暑苦しいよ気温が上昇してる(汗)」

「千花も運動部に入って熱くなろう!私と一緒に世界 をとろうよ!」

「優花流石に規模が多すぎそれに私は運動音痴だから やだ」

「おーいそろそろ始まるぞー」

「はーい!」

近々大会があるためここ最近は夜遅くまで練習する事が増えた千花はすぐに部活が終わるため帰りは別々になる今日の練習も夜遅くまで行われた

水に頭をつける

「プハー生き返るー今日もきつかったー」

「優花お疲れ私たちもう帰るね優花もはや帰るのよ」

「はーいあと少ししたら帰ります」

練習後は少しだけ自主練をするそれが日課になっているそのせいでも帰りが遅くなるのだ

「やば(汗)もうこんな時間早く帰らないとお母さんに

 怒られる」

急いで片付けを済ませ施錠をし鍵を返し走って帰る

「はぁ、はぁ、はぁ!流石に遅すぎた仕方ない近道し よう」

小道に入り入り組んだ道を抜け少しひらけた場所が見えてくるとなにか聞きなれない不気味な音が聞こえてきた

「えっ?まさか野生動物かなここ人通らないし暗くてあんまり見えないしどうしよう」

とりあえず静かに行動するそして音がする近くで止まり警戒し目を凝らす、すると人影のようなものが見えた

「(人なのかな?)」

心の中で疑問を抱きさらに目を凝らすそして少し前に出た時小枝を踏み音が鳴る

「(やばい!)」

「あれ?誰か居るんですか?」

そこで聞こえてきたのは聞き覚えのある転校生の声だった

「咲夜君?こんな時間帯にここでなにしてるの?」

恐る恐る問いかけ近づくとそこには1人の青年と人間のような形のものが倒れているそしてその青年は血に染まっていた

「えっ…?」

一瞬思考が止まり声が出なくなる

「あっ見ちゃいました?これは困った…」

青年は困ったような顔をし私は逃げ出そうと足を出しただがそれは瞬時に無駄だと知ったもうすでに掴まれておりまさに生殺与奪の権を握られていた

「あっ逃げたらダメだよ声も出したらダメ見られたか らには口止め必要だね」

「嫌お願い助けて」

声を絞り出し懇願する

「安心して殺す気はないよただもし今日のことを誰か に言ったりバラしたりしたら…」

不敵に微笑み

「わかるよね?」

私は生き延びることだけを頭に浮かび即座に承諾し逃げたひたすら走った息が苦しくても走り続けた

そして家に着く

「はぁはぁ」

扉を即座に閉めて鍵をし一気に緊張が解けその場で座り込む

「あんた早く帰るやつなって言った…どうしたのそん なに怯えた顔して大丈夫?」

心配をかけないよう無理に笑顔を作り

「なんでもないただめちゃくちゃ疲れただけ笑」

その日私は見た転校生の正体とこれから始まる奇妙な思い出を今はまだ私は無知なのだ…

この後は急展開ですね

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