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帰還



いっちょやったりますかー!


と気合いを入れた。

けど気になった事が出来たので確認。


「魔王さまとクリスさんに確認だけど飛行魔法って普通にある?」


「何じゃそれは?」とは魔王さまからの返答。


「そんなもの救世主様以外に使えるはずがありません。」とクリスさんにはジト目で言われる。


するとエリザも追撃するように


「そうですよっ!急に行くぞって歩き出したから、ドコに行くのかなぁって思ってたら体が急に浮いて、ピューてこんな所まで連れてこられて、怖かったんですよ!」


おぉう、それはスマンかった。

まぁ懸念事項は無くなったからさっさと行きますかね!


「はい、じゃぁまた飛んで行きますよー。」


「何じゃ?何を言っているんじゃ?なんぬぁーーー。」


魔王さまが何か言ってるが気にせず4人まとめて飛ばす。

どうせ仕事が終わればすぐいなくなる身、この世界の常識とか気にするだけ無駄だ。

勢いでいってしまえ!



で到着したるは魔王と人種の支配地の境界線。

何をすかの答えは簡単、人種とそれ以外の種族の戦争って事はその2つが物理的に接触出来なくすればいい。


だから思い浮かべればいい、あの小説の主人公がやったように国を分断する高く厚い壁を作る魔法を。そいやー!


で、次はあっちの主人公がやったみたいに検索魔法で人種とそれ以外にマーカーをつけて色で識別。そしたらそれぞれの陣地に強制転移して終わり。


どんな魔法も使える腕輪とか本当にチートだ。


あとは今後の事も考えて魔王ちゃまとエリザ&クリスコンビと打ち合わせ。


「さて、これで人種とそれ以外は分断されたわけだ。海から行こうとする奴とか出るだろうけど一気に人を送るなんて出来ないだろうから簡単に対処出来るでしょ。」


呆然とする魔王ちゃまとエリザ&クリスに構わず続ける。


「さて、ここで意見を聞きたいんだけど、このまま人種とそれ以外の種族は未来永劫断絶で良いのかな?」


その質問に魔王は弾かれたように言う。


「何を当たり前の事をっ!人種が今までどれだけ他種族を虐げてきたと思ってるんじゃ!」


「うんうん、魔王さまの言いたい事はごもっとも。でも勿体無いとは思わない?これからそれぞれが別々に文化を育んで行くことになるんだ。その中にはお互いが思い浮かばないようなモノも作られると思う。美味しいご飯だったり、便利な道具とかね。」


異文化から得られる刺激は価値あるモノになる事が多々あるからね。


「だから今すぐってわけじゃないけど、未来のどこかでそれぞれが交流出来る場があっても良いんじゃないかと思うんだけど、どう?」


「・・・うむ、そう言われると悪くはないの。」


魔王ちゃまはチョロインらしい。


「まぁ当分はそれぞれの国を安定させるのが優先でそれどころじゃないだろうけどね!」


そして大陸を分断する壁まで降り、巨大な門と鍵を2つ作る。

門のデザインには嫌がらせでミヤを聖母のようなポーズにして浮き彫りにしてつけたった。


「門のあちら側とこちら側に鍵穴があって、両方に鍵が差し込まれないと門が開かなくなっとるから。それと魔道具で悪意ある者は門を通過出来なくなってるからね。」


鍵を魔王とエリザ&クリスに渡す。


「各々でお互いに仲良く出来ると思った時に鍵を差すと良いよ。」


魔王側はこれで良い。

問題は人種側なんだよなぁ。


「エリザさん、クリスさん。質問だけど、どうやったら人種は他種族と仲良くなれると思う?」


2人は何故か跪く。


「はっ!このような奇跡を目にし、女神様の御意志が人種の行いとは違うのは一目瞭然。間違った認識はすぐに周知されるでしょう。」


まぁ今後は成るようにしかならんか。

自分達でどうにかしてくれ。


取り敢えずここまで付き合わせたわけだし、お詫びに悪意から身を守ってくれる指輪でも作って渡しとくか。


それから魔王とエリザ&クリスをそれぞれの所に転移で戻した。


さて、これで仕事完了。

・・・どうやって帰るんだろう?

何かやり残しがって神父とシスターにお礼の品渡してない!


何が良いかな?

神職っていえば神の加護。何となく運が良いイメージがあるから、運が良くなる装飾品で良いかな。


錬金魔法と付与魔法でちょちょいと作ってお礼文を書いて転移魔法で送る。


その瞬間周囲の景色が一変して目の前にはミヤが立っていた。


「いやー、思ってたよりだいぶ早く帰ってきましたね。スゴいスゴい。」


と宣う。


「猶予は3年って言ったのに2日で終わらせるとは、理解してたって事で良いんでしょうか?」


「それは何に対してかは分かりませんが、こんな何でも出来る腕輪が有ればすぐ終わりますよ。」


「分からないですか?ではクロはどうしてあの世界の基準で物事を進めなかったのですか?」


「腕輪があって出来るからやったのが1つ。それとルールとか基準なんてその世界で生きていく者達のものであって、その世界で生きていく気が無い者にとってはどうでもいい事でしょ。それにその世界ではどれだけ逸脱した出来事でも時が経てばその世界の基準で解釈して日常になる。なら無駄に時間を使うだけバカじゃないです?」


「そう、それが分かってれば良いのです。それが分かってるクロには今回の仕事は簡単すぎましたね。」


「試用試験みたいなものだったのでしょうけど、もっと事前にちゃんとした説明が欲しかったです。」


それはマジでお願いしたい。


「それはそうと、あの世界はもう大丈夫なんですか?」


「はい。あの世界の未来は変わって、他の世界を巻き込んで消し飛ぶなんて事は無くなったのが確認出来ました。それとは別に面白い事が起きそうですけどね。」


「面白い事とは?」


「いえ、いまは些末な事です。気にしないでください。それより今は休んで今後に備えてください。」


はぁ、当分はゆっくり宇宙旅行がいいなぁ。


「次も異世界だったりします?」


「言いたい事は分かります。が、考え方を変えたらどうです?『魔法という法則がある宇宙の1つの星に行った』と思えば宇宙旅行の一環だと思えませんか?」


ん?そうとも言えるのか?

魔法、剣、中世ヨーロッパってワードで異世界って言葉に全てを集約してしまったけれど、確かに宇宙の中の1つの星だ。


うむむ。でも何か違う。


何か腑に落ちない思いを抱きつつも帰ってこれた事に安堵し、部屋に戻ると眠さに襲われ眠りについた。



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