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掌編小説 

眠れない夜には

作者: 多田真

知ったか振りをした私が、こっちを見ている。寝る前には、スマホの画面を見てはダメって。ブルーライトが、悪影響を与えてしまうって。

そんなことは、知っている。でも、ネットをただ漂いたい夜もあるのだ。


目を閉じても、さっぱり眠気がこない。頭がさえて、睡魔がやってこない。お昼を食べた後には、大手を広げてやって来るのに。あくびを2回、視界がぼやけ、まぶたがくっついて、私の意思と葛藤をする。


体は睡眠を欲しがって、理性は葛藤をする。あぁ、あれをやらなきゃ、これもやらなきゃと。にっちもさっちもいかなくなる。だけども、それは心地よいことでもある。ふわふわした雲にいれるのだ。

理由は分かっている。

連絡を待ちすぎた。さっきから、携帯を何度も確認している。彼は地球の反対側で、今メールを確認出来ないかも知れないのに。

でも、私は彼に知ってほしくて。

連絡が来る。思わず、笑みが浮かび電話にでながら、お腹をさする。


早く寝なければ。

私たちの希望が、すくすく育つように。

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