王都到着
駄文と長文になりましたが、何とぞよろしくお願いいたします!
17:20 王都ライルライズから約60km バスの車中にて
“「もう少しでルバーブに街に着くッス!そこで一度ガソリンを入れながらトイレ休憩に入るッス!」 ”
「いやいやアミールさんに任せますよ!」
「ガソリンいれるときは俺も手伝いしますよ!」
「いやー運転お上手ですねぇ!」
“「あはっは。ありがとうッス‥‥。」”
栗髪の女性 アミール・パスカルは苦笑いをして運転をしていた。
約一時間前にメンバーが危うく櫟殺されそうになった面々たが、女性が運転手だったことによりすぐに許しバスに乗るときは出来るだけ運転手のアミールの前を見ようと前の席の取り合いが始まったほどだった。
しかし今では大分落ち着いている状態であった。
ちなみにアミールは今年で21歳でメンバーが泊まる下宿家の両親が経営している三姉妹の次女とのことである。
それを聞いた約数名のメンバーは多いに喜んだそうな。三姉妹ということはアミールでさえも美人なら上と妹も美人のはず!と思っている。
「ってことは三姉妹と4ヶ月屋根の下!」
「いいねぇ!燃えますね!たまらないッスね!」
「でも、流石にアミールさんの姉さんは結婚している可能性が‥‥。」
「んっふふふ、まだまだ尻が青いなお前らはエエか?人妻?結婚?‥‥そんなもんはな寝取ればええんや!口説けばこっちのもんやで!」
「おおっ!流石俺の師匠!!考え方が違いますね!」
「よっ!変態紳士!」
「このエロ大臣!」
「おいおいこれ以上誉めてもなんも出んで!」
“「‥‥何を言っているのがわからないッスね‥。」”
アミールは一部のメンバーが日本語を喋っているので何を言っているのがわからないが何故か盛り上がっているのに疑問をしていた。
一方後ろの座席では
「アホかあいつらは。」
「‥‥‥んだな。」
「あいつら美人だから舞い上がっていますね。」
「全く‥‥子供のようにはしゃいで、楽しそうですね。」
「おい、遊馬そう言うながらわしの肩におんしの頭を乗せるな。キモチ悪いき離れるぜよ。」
「心くんの匂いをもう少しだけ堪能をしたいですね。」
「‥殴るぜよ。」
「三姉妹か‥‥妹が幼女だったらいいのになぁ。そしたら素晴らしい留学になるのになぁ‥‥。」
「キモいぞ秀!まぁ俺様は早く下宿屋に行って先に届いている筋トレグッズで早く筋トレしたいぜ‥‥。そして俺の肉体を見たアミーラさんと一夜の部屋で‥‥。」
「それはないと思うよ。タツ。」
「王都でアルバイト出来るかな‥‥。明日は仕事を探すかなぁ。」
「不法就労はダメだと思うぞ?流石に?」
「バカ野郎ばれなけゃいいんだよ。」
「早く街に着いて、便所に行きてぇべぇ。」
と等々呟いていた。
「しかし空港からだけで少し街を通って今度は森の中ですね。」
「街の外見は良くて舗装道路があったけど流石に森に入ったら舗装道路ではなく山道だもんな。」
最初はリュラン空港から街を通った時は日本では見たことがないほどの家や建築物、誰だかわからないが偉人の騎馬像が見えて最初は初めて見る物で興奮していたが、街を抜けると農村に入って今に至る現状である。
「ガタガタ道じゃな。17時なのに薄暗いのぅ。‥‥なんか出そうぜよ。」
車窓から見る薄暗い森はある意味不気味である。
「そんなに怖いなら僕の手を握ってくれませんか?もしくは今夜下宿家の部屋で一緒のベッドで寝ますか?」
と心の隣の熱を篭った目をして頬を赤くした遊馬が心の事を見ている
「‥‥それ以上言うたらおんしを半殺しにしてロープで縛って森に置いとくぞ?」
「‥‥残念です。」
と道中を楽しんでいた。
18:45 王都 ライルライズの郊外
その後ルバーブに立ち入りガソリンを補給、小休憩後に出発して王都に向かった途中で山道を通り、森を通りとして王都ライルライズに郊外に着いた。郊外は丘でそこから王都が見えた。
「森の外から光りは見えたけど、ここがライルライズか‥。」
「見ろよ!あのバカデカい城を!」
「全くよく維持できるような‥あれだけでどれだけ金を使っているんだか‥‥。」
「‥忍んで見たいな‥。」
「お前は何を言っているんだ?」
まず一行がまず見えたのは、夜景のライトに照らされている巨大な建物それは建物全体がすべてがまるで雪のような白色の城名はライルライズ城
この城こそが現国王一族が住まいし城というのが一行が分かった。
城の回りには複数の建物が見えてそれを守るように複数の塔と門が見えた。
「この国の歴史を感じる城じゃのぅ」
「そうやな‥‥。現国王の先祖の初代国王がこの城を建築して約500年以上ずっとこの王国の歴史を見ていたかも知れんで。」
中岡心はそう呟くと大輝も頷いて呟いた。
どんな国でも悠久とも言える時代ときの大河。その大河は時代によって大きく荒れ狂った事だろう。
それでも現王の初代王が即位されて国難があっても一度たりとも途絶える事なく連綿の如く時代とともに紡がれて来た万世一系の血統だと考えてもよい程である。
「こっから見える城の右側の方に大きい建物がたくさんあるなぁ?」
「あぁ、こっちの大きい建物が夜景のライトが見えるね。何あれ?」
「というか城の右側の方が建物が大いな。左側はあまり大きな建物がないぞ?」
と他のメンバーは思っていた。遠くから見ると城を中心として見ると城の右側には大きな建築物が見えて、城ほどではないが一部の建物には夜景のスポットライトが当てられている。一方城の左側には大きな建築物は少ししかなく主に多くの民家が見られる。どちらかと言うと人口密集地は左側の方が圧倒的に多いのが見られる。
「アミールさん?城の右側に見える大きな複数の建物あれはなんですか?」
“「あれは芸術街と貴族街の建物ッスよ。スポットライトに照らされているのはオペラハウスとか博物館、ダンスホールなどスッね。」“
「「芸術街と貴族街?」」
日本ではあまり聞いたことがない単語に一行は首をかしげていた。
“「ライルライズには三つに区分されていて多くの貴族が住んでいる所を貴族街、芸術館や博物館、オペラハウスなどがある所をを芸術街ッス。一方私のような多くの一般市民が住んでいる所を平民街と分けられているッス。」”
「そうなんですか‥‥貴族か‥俺はどうしても少女漫画に出てくる貴族を思い出すなぁ。」
「あのフランスを舞台にしたあれ?」
「そうそうあれあれ。」
「俺は夜中のテレビを吹き替えで放送された海外ドラマの昔のヨーロッパの貴族を思い出しますね。」
「‥‥後宮を舞台にしたか快楽殺人趣味の悪女貴族のドラマ?」
「そうそうそれです!あれは男でも恐怖を感じたなぁ。」
「確かあの悪女貴族のモデルがこの国実在したらしいでぇ?」
「「マジで!?」」
と車中にて一行は外の風景を見ながら話をしてバスは下宿屋に向かっていた。
次回は下宿家に到着して家族紹介です。
何とぞよろしくお願いいたします。