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リュラン空港に到着。‥‥そして危険な女神登場?

ルトパンクレイズ王国 リュラン空港 駐車場 出口 16:20

雲が薄く夕日が鮮やかな色に輝いていながらだんだんと沈んでいる中にリュラン空港のターミナルから歩いて出口まで来た面々は30分前の“地獄”だったフライトを終えた面々は疲労が分かる表情を浮かべていた。


「おい、お前ら大丈夫か?」


「30分前に着陸したのにまだ地べたの感触が掴めないです。」


「地上から見る夕日と雲‥こんなに綺麗な物なんて知らなかったな。 」


「着陸寸前左翼のもう一個のエンジンが止まったときは死を覚悟しましたよ。‥‥まだ生命保険にも入っていないのに。」


「いやそこ? 」


「繁先輩はずっと寝ていましたね。」


「‥‥‥‥。」


「俺様も流石に危ねぇと思ったぜ‥‥。」


「うん。僕も。」


「勝が着陸までずっとお経を唱えていたから、お経が耳から離れねぇ‥。」


「おらもだべ‥。」


「すいません。もうダメかと思っていまして自分に落ち着かせようとしてお経を唱えていました。」

寺生まれの五島 勝が申し訳なさそうに謝っていた。


「まぁ、僕は隣にカイ君がいたから大丈夫でしたよ。」


「先輩俺の腕を組まないでください。張り倒しますよ?」


「おやおやカイ君はシャイですね。」



「全く遊馬は‥‥まぁ俺はiPhoneで幼女達の素晴らしい声をイヤホンで聞いていたから大丈夫だったぞ。」


「「「‥‥‥。」」」


秀のとんでもないカミングアウトにその場の全員が一歩引いた。というよりも静寂が訪れる。例えて言うなら酔っ払いが居酒屋で場違いのホラを言ったときに”なんだこいつ馬鹿じゃねえの?”のような静寂だ。


「でも俺の脳裏にはルトパンクレイズ王国の数々の幼女達の声を思い浮かべたんだ!そう!幼女達は俺を待っているんだと!その素晴らしいーー」


「アホをほっといて、迎えの車は来んか?大輝?」


「予定だともうすぐ来るはずやけど‥‥しかしリュラン空港は寂しい所やな‥‥。」


「そうじゃな。なんもないの‥‥。」

大輝がそう言うと心も同意して周囲を見てそう言った。


リュラン空港の周りは木々、森林に覆われており、民家の家も少なく売店などは空港内にあるが、大規模な商業施設、宿泊施設などはない状態だった。


【‥‥まぁ、いずれこの土地とこの国の多くの土地は“家”が買い占めるさかい、土地を買い占めた暁には儲けさせてもらうけどな‥‥クッククック。】

大輝はそう思いながらどこぞの悪の大幹部のような笑みを浮かべていた。

「おいおい、怖いしキモいぞ。おんしは?‥‥どうせ女の事を考えているんじゃろ。」


「‥‥んだな。」


「‥‥‥。」

中岡心と竹中繁の隣にいる長池啓太はそう言う心の顔を見ていた。


【あんたらの顔も他人事ではないでしょうが‥‥。】

と思っていた中岡心の顔は顔が整っているが強面でなおかつ、顔にはあちらこちらの傷跡が特に右目に付近に裂傷後の傷跡が残っている。

同じく竹中繁は濃紺の髪で短めの髪で眼鏡をかけていて、顔の容姿は整っているが、彼は余りにも無表情【というよりは不機嫌?】なおかつ無口で初めて会う人から見れ恐ろしい印象を持つ男。

もはや18歳とは思えない程の雰囲気の印象的な二人の男である。

そんな事を思っていると


「ん?‥先輩。あれが迎えの車ですかね?」


「‥‥あれやと思うな。」

光は道路からリュラン空港の駐車場に入った青い中型バスを見て光は指を指しながら行った。


その中型バスは段々と16名いるメンバーに近づいて‥。


「おい!!突っ込んでくるぞ!」


「うわぁっ!!!」


「のはぁっ!?」


減速せず突っ込んで来たのであった。全員が詰んでの所で荷物を持って回避をした。そして数メートル先で急ブレーキの形で停止した。幸いなのはメンバーがいる駐車場には車はあまりなく、他にも障害物にも衝突しなくてなんとかなったが。


「‥‥ふざけんなよ!?」


「殺す気か!」


「おい出てこい運転手!ヤキ入れていやるぺっよ!!」


「出てこいゴラッ!」


「おいやめろ!お前ら!」


血の気が多い面々数名ががバスに向かって歩きだした。カイは同学年として止めようとした。こいつら何をしてかすが分からない。それに異国で表沙汰の暴力は不味いと思い止めようとした‥‥が。


“「いやーすまないッス!ブレーキと間違えてアクセルを踏んだッス!」“

と言う女性の声が聞こえた

バスの運転席から栗髪でまだ幼さが残る童顔があるが、なきほくろがあり色気がある顔立ちで眼鏡をかけて身長が170いくかいかない程で胸が85程である。特に服装がレディース用のツナギ服であるがピチピチのツナギを着ていたのであった。


「「「「‥‥‥。」」」」

血の気が多い面々が女性の前で止まった。先ほどの勢いがどこに消えたのか‥‥。

“「あの~大丈夫ッスか?」”

女性は血の気が多い野郎共を心配そうに見ていた。現地の言葉で心配していた。


「「「「‥‥大丈夫【だぺ】です!!」」」」


先ほどの怒りはどこに消えたのやら‥。









次回は彼女の名前と王都に着きます。

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