小説家にNARROW
「ねえ、師匠、残酷な描写ありって何だと思う?」
『血が出たり、誰かが苦しんでいたり、そういう場面が描かれている箇所が存在するということ』
「へえ。じゃあ師匠、チートって何だと思う?」
『ごまかすこと。あざむくこと。悪いこと。ずるをすること』
「へえ。じゃあ師匠、ハーレムって何だと思う?」
『オランダ西部の都市。チューリップやヒヤシンスなどが有名。またはアメリカ、ニューヨーク市マンハッタン区北部の黒人街。スラム化が問題になっている』
「へえ。じゃあ師匠、異世界って何だと思う?」
『読んで字のごとく、異なる世界。それこそ、我々にとってはオランダやアメリカが異世界だろうなあ』
「へえ。じゃあ師匠、悪役令嬢って何だと思う?」
『悪役とはお芝居で悪者を演ずる役のこと。令嬢とは他人の娘を敬っていう言葉』
「へえ。じゃあ師匠、魔王って何だと思う?」
『悪魔の王。または天魔の王。これもまた悪い存在』
「へえ。じゃあ師匠、テンプレートって何だと思う?」
『製図用具。プラスチック板が云々』
「へえ」
『もう気はすんだのか?』
「うん、たぶん」
『そうか。なら良かった』
なんかね。