タイトル未定2026/07/17 21:50
ゲームの説明が終わり広場を覆う壁がタバコ煙のように雲散霧消する。
「学校の教室、、、多分、大学か、、、?」
ゲームの舞台は大学校舎であった。
ニヒルは大学内を探索していた。今1番の策である“不老不死になって反乱の機会を伺う”というものであるのだが、制限時間は3日、より良い策が思いつく可能性が十全にあるため隠れ場を探していた。
「あーあ、大学って、今の俺にはセンシティブ、って言えるほどの状況じゃねーな。でも半径5キロだろ相当な有名大だなここ。でも人いないな。大学であろう場所に人が誰1人いない。もしかして電脳世界だからか、、、、、、はあ、やっぱ考えても分からないことばかりだな。」
探索を始めて20分ほど、一応の隠れ場所を決めた。図書館の最下である地下3階。
「地下は逃げ場が地上より少ないし狭い。普通の人間なら隠れないって鬼はそう思う。けど違う。このゲームには必勝法とまでは言えないけど勝ちやすくする方法はある。いかに動かないかだ」
ニヒルの作戦は神隠しをフルに活用した戦略。図書館に鬼が来た時のみ神隠しを使用。その時以外は呼吸を整えて少しでも神隠しを使用できる時間を増やす。
「あと35分くらいか?35分で不老不死より良い策思いつかないとな。ゲーム始まったらなんだかんだ緊張して頭が回らなくなるだろうし、、、、、、あ。」
ニヒルはある重要な情報を聞かされてないことに気づく。
「鬼はどこから現れるんだ?普通言うよな、、、。」
「もし目の前に鬼が現れると思っているなら神隠しを使えば良いだろ。あと独り言を言うなら他所へ行け。」
高飛車な青年が少し離れた所からニヒルに話しかけた。
「え、もう神隠し使えるのか!?」
「壁が瓦解した時から使える。試さなかったのか?」
「してない」
「そんな事も確かめないのか。判断が遅い、不老不死確定だな。」
貶す言葉にニヒルは反応せず淡々と返答する。
「別に、それでもいい。」
「は?変態かお前。不老不死になりたい奴が本当にいたんだな。」
「いや、なりたいんじゃなくて、なった方が目的を達成しやすいだけで。」
本来は少し話すだけで会話を辞めようと高飛車な青年は予定したのだが続行を選んだ。
「お前は、AIを憎んでる輩か?復讐するのが目的か?」
「AIは憎んでないって言ったら嘘になるけど、親が間接的に殺されたし、でも復讐に関しては違うかな。やりたいのは抗う事。具体的に言うとこんなゲームを二度とやらせないことかな。」
「、、、そうか。」
「君は?あ、AIになんか反論してた人だっけ?」
「そうだ、そして俺の名前は神居だ。」
ニヒルは彼の事をAIに反論した人間、と言う事しか知らなかったのだが出会ったばっかの人間に名前を語るような人間ではない事は理解していた。
「お、俺はニヒル、鶏鳴ニヒルだ。よろしく。」




