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転生したけど攻略本のおかげでチート無双  作者: ワギャ
第一章 攻略本とレベリング
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合同授業

合同授業の日。


 俺たちDクラスはダンジョン入口に集められていた。


 周囲には他のクラスの生徒もいる。


 Cクラス。


 Bクラス。


 そして教師。


「今日は合同でのダンジョン実習だ」


 教師が説明する。


「地下空洞でゴーストを狩れ。基本はパーティー行動だ」


 ざわつく生徒たち。


 俺は周囲を見渡した。


 その瞬間。


 視界に文字が浮かぶ。


 ダンジョン入口の近くを漂っているゴースト。


 その頭上に小さく表示されている。


魔石


 別のゴースト。


 こいつは――


ポーション


 そして。


 何も表示されていないゴーストもいる。


「……なるほど」


 俺は小さく笑った。


 スキル。


確定ドロップ。


 ドロップするモンスターだけ表示される。


 つまり。


 倒すべき相手が一瞬で分かる。


「じゃあ班で行動しろ」


 教師の指示で生徒たちが散っていく。


 俺は一人でダンジョンへ入った。


 パーティー?


 そんなもの必要ない。


 目の前にゴースト。


 表示。


ポーション


 俺はすぐ踏み込んだ。


 短剣を振る。


 ザシュッ。


 二撃。


 三撃。


 ゴーストが消える。


 床に落ちたのは――


 ポーション。


「やっぱりな」


 確定だ。


 俺は次のゴーストを見る。


魔石


 だがその瞬間。


「それ俺らのだ!」


 横から声が飛んだ。


 Cクラスの生徒三人。


 剣を構えている。


「先に見つけたのは俺たちだぞ」


 だが俺は肩をすくめた。


「そうか?」


 俺はゴーストを指差す。


 そして一瞬で踏み込む。


 短剣。


 一撃。


 二撃。


 三撃。


 ゴースト消滅。


 床に落ちる魔石。


 俺はそれを拾った。


 Cクラスの生徒が顔をしかめる。


「おい!」


「横取りすんな!」


 俺は振り向いた。


「倒したのは俺だろ?」


「……!」


 文句は言えない。


 ダンジョンでは早い者勝ちだ。


 俺はそのまま歩き出した。


 次のゴースト。


ポーション


 さらに奥。


魔石


 どんどん倒す。


 ドロップが見える。


 だから無駄な戦闘をしない。


 効率が段違いだ。


 一時間後。


 バッグの中にはポーションが増えていた。


 そして体の奥が熱くなる。



レベルアップ



【ステータス】


レベル:11


HP:84

MP:15


筋力:15

耐久:14

敏捷:18

器用:13


スキル

確定ドロップ



「そろそろか」


 俺は短剣を握る。


 この世界では。


 レベルが一定になると――


スキルを覚えることがある。


 体の奥から力が湧き上がる。


 頭に流れ込む感覚。



スキル取得


斬撃



 俺は短剣を振る。


 空気が切れる。


 斬撃が飛ぶ。


 少し離れたゴーストに当たった。


 霧が揺れる。


「遠距離攻撃か」


 悪くない。


 むしろかなり便利だ。


 その時だった。


「おい」


 声をかけられる。


 振り向くとCクラスの生徒が立っていた。


「お前ジョブは?」


 ジョブ。


 この世界ではレベル10を超えると。


 ジョブチェンジができる。


 戦士。


 魔法使い。


 僧侶。


 様々な職業。


 Cクラスの生徒が言う。


「俺は戦士だ」


「こいつは魔法使い」


「お前は?」


 俺は少しだけ笑った。


「まだだ」


「は?」


 生徒が眉をひそめる。


「なんで?」


 普通はすぐ選ぶ。


 ジョブは強くなるからだ。


 だが。


 俺は知っている。


 攻略本に書いてあった。


『最も効率が良いルート』


 それは――


無職。


 ジョブを選ばない。


 すると覚えられるスキルは少なくなる。


 だが。


 その代わり――


特殊スキルを覚える可能性がある。


 普通のプレイヤーは知らない。


 だからみんなすぐジョブを選ぶ。


 俺は肩をすくめた。


「まだ決めてない」


 そう言って歩き出す。


 視界にゴースト。


ポーション


 俺は短剣を構えた。


「レベリングの続きだ」

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