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身内の範囲が狭い人

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

え、これ恋愛なのかな。

価値観がぶっ飛んだ彼と、其れを受け入れる彼女、真っ当な彼女が出ます。

ただいま私は友人の彼氏に肩を貸している。たまたま座っている時に『隣良いか?』と聞かれ、其れを了承したのが始まりだった。早速横を陣取ると、そのまま横に倒れ伏し、思い切り私の肩口に自分の頭を擦り付ける。其れから暫くして寝息が聞こえてきた。

「……」

どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。あの子に見つかったら間違いなく。

「ん? こんな所にいた」

カクついた動きで真後ろを見ると、にこにこの笑顔で此方を見る彼女がいた。彼女は私の友達で、真横を陣取る彼の恋人で、其れはつまり、物凄い気まずい状態だった。

「彼、重くない? お膝は大丈夫?」

柔らかい声が恐ろしい。返事もろくに出来ない。そんなに私に反して、彼女は口を開く。

「ごめんね、彼。限られた人しか人間扱いしないから。貴方の事もお気に入りなのね」

そう言って、こてんと小首を傾げた。


幕末の高杉さんをご存知だろうか? 軽く齧っただけだが、見れば見る程身内の範囲が狭い。仲間と認めたら全力で甘える。自分の全てを掛けて甘える。其れは何通にも及ぶ手紙を送り付けたり、兄弟の契りを交わそうとしたり、自分が認めた相手が自分以外を褒めちぎって嫉妬したりする事からもお分かりだろう。

そうして身内に全力で甘える分、きっとそれ以外の人には無関心なのだろう。史実を知らないが、何となく想像がつく。

今付き合ってる彼もそんな人だった。身内認定すると見境ない。私を愛する様に他の人にも愛情を注ぐ。多分男の人相手にも口吸いする。何よりも自分の傍に置きたがる。

そんな彼を理解した上で付き合う事にした。だから全く嫉妬とかない。こういう人なんだと割り切っている。

「嫌いじゃないの。彼のこういうところ。身内の範囲が恐ろしく狭くて、認めた相手を全力で甘える。それ以外には興味無い。目もくれない」

「漫画の人見たいでしょう? だから嫌じゃないなら、あんまり嫌がらないであげてね。多分一日は不満と愚痴で終わると思うから」

向ける感情が重い分、疎外されると物凄い傷を負う。根は結構、繊細だからね。

BL苦手な方は気を付けてくださいね。


歴史上の方で、高杉さんご存知でしょうか。

史実見れば見る程、声上げて爆笑しそうになるんですよ。

マジ、この人漫画のような人じゃん!! ってね。


同胞に何通も激重手紙送る。しかも返事がない。

自分は恋人作る癖に、正妻には操立てるように言う。

薬嫌がって、同胞から口移しで飲ませてもらう。


これは私の解釈なんですが、身内が恋人で、その恋人が何人も居るような感じ。それに異性同性問わない。

好きだから恋人っぽいしてもおかしくないよね?

みたいな人。


だからそのうちの、例え一人でも冷たくされると現代で言う鬼電しそうなくらい、不機嫌になるんですよ。それくらい寂しがり屋で繊細。


それさえ理解している人がいるなら、もう君は本当に幸せもんだよ。と思ってます。

価値観が常人と離れ過ぎているので、基本は浮きます。

でも意外と、周りから受け入れられているんですよ。


ネットの知識なんで、拙くて申し訳ないですが、人って面白いなーと。

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