18話.ミサと盛り上がりました
今日から6日間くらい予定があって忙しいので、昨日書いたヤツを予約投稿しときます……1日1話です。毎日更新を途切れさせないことも一つの目標だったので(^^)
「悪役令嬢がいいなんてとんでもないですよ!?私、日々破滅と戦ってるんですから!」
「けれど、大体回避出来るじゃないですか!私なんて主人公に転生してしまったから、逆にざまぁされないか怖くて怖くて……」
「それは本の話です!本当は回避とかほぼ無理ですよ!無理ゲー!私なんてですね、転生してから半日で入学式だったんですよ!?準備期間も魅力もないのに、どうやって回避しろと⁉と神様を恨みました」
「まぁ、それはそれは……。けれどこの世界それにしてもイケメンパラダイス(死語)ですよね!第一王子や第三王子見た時には吹きました!イケメンすぎて!攻略対象のアーノルドも超美少年だし、やっぱり主人公っていいですよね!」
「あぁ、羨ましいです……私前世ではアドラー様推しだったんですっ!だから、婚約者であれて本っ当に嬉しいことなんです!推しの婚約者ですよ!?いつも登下校一緒ですよ!?ダンスの時めっちゃ密着したんですよ!?ヤバかった!本当にヤバかった!」
「へぇ、推しの婚約者……私の推しは、ワンコ系美少年と言われていた、ルイス様だったんですよ!いやもう尊すぎて尊すぎて。私今、全力でルイス様にアタックしてるんです!」
あれぇ……そうだったっけ?あ、そうだった、第一王子やメガネくんにいくと思いきやワンコ系美少年、ルイスにいくんだった。確か転生前のミサが熱狂的なルイス推しで、猛アタックして落とすんだったわ。
あの時は想定外すぎると一部の層で話題になったものだ。
「大丈夫、ミサさんならきっと大丈夫だわ!けれど、ルイス様ってどちらかと言えばマイナーな方でしたよね?」
「えぇ!?確かにそうですけど、あの尊さ!あの体から滲み出る尊さ!半端じゃないです!」
「……え、うん、そうね。ところで、ミサさんはいつから転生していたの?」
「えぇっとですね、私は5歳の時から――」
私達はこのあとも、日が暮れるまで推し談義に花を咲かせていた。
お読みいただきありがとうございます。明日はミサ視点の予定です。2、3話くらいかな?
ミラ「お嬢様……。あれだけ言ったのに……」
ライラ「ご、ごめん!」
ミラ「全く……」
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