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#43:先輩の家に行きたい

昨日投稿する予定でしたが、忙しくて出来ませんでした。

とりあえずリアルが落ち着いたので、今日からまた更新していきます。

「そういえば、皆さんは先輩の家に行ったことあるんですか?」

「はい。優也君の家は毎日のようにお邪魔させていただいてます」

「私も優君の部屋に毎日のように行ってるよ」

「私は生徒会がない日とかはよく行ってたけど、ついこの間までは忙しくて行けてなかったかなぁ」

「私はないわよ」

「なるほどなるほど」


 そう言うと小泉は何かを考えるような仕草をした。そして顔を上げて、俺の方を見るとニヤッとするように見てきた。


「先輩、明日お休みじゃないですか?」

「まぁ、それはそうだけど」

「先輩の家行ってもいいですよね?」

「え、嫌だけど」

「何でですか!?」


 俺が断ると、断られると思ってなかったみたいな様子で小泉が驚いていた。何故俺のことを揶揄ってくるこいつをわざわざ家に招かないといけないのだ。


「第一俺の家知らないだろ」

「まぁ、それはそうですけど」

「知ったら、休みの日毎日お前が来そうで怖い」

「あはっ、まぁそうかもしれませんね」

「貴方がいうと冗談に聞こえないのよね」


 渡会はそう言うと小泉をの方を見ながらため息をついた。すると、小泉はニヤニヤしながら渡会の方を見た。


「あれれ、冗談だったら何かマズイことでもあるんですか?」

「そういうわけじゃないけれど、二人きりでさせたらその破廉恥なことをするかもしれないじゃない」

「だとしても渡会先輩には関係ないですよね?そんなのは個人の自由ですし。それとも他に理由があるんですか」

「いえ、だからそういうことではなくて……」

「まさか、先輩の家に行きたいんですか?」


 渡会が言葉の続きを遮って、小泉は驚いた表情を浮かべて大げさに言った。


「まぁ確かに男の子の部屋を見てみたいとは思うけれど」

「うん?じゃあ、渡会明日来るか?」

「え、ちょっと待ってください。私のときはあんなにすぐに断ったのに、今度は許可を出すんですか!?」

「お前に俺の家を教えると碌なことが起きない」

「誰かにばらしたりはしませんよ!?」


 小泉はそう言うと、慌てたようにそう言った。まぁ俺も別に小泉が俺の家を誰かにばらすことはしないと思っている。そんなことをする価値もないしな。ただ俺の家と学校の最寄り駅が同じなため、定期を使えばお金をかけることなく来ることが出来てしまう。


「休みの日まで、お前のあいてをすると疲れる」

「酷くないですか!?こんな可愛い後輩が話しかけてるのにですか!?」

「否定はしないがそういうとこだぞ」


 俺と小泉が言い合っている間に、渡会の考えがまとまったようだ。


「それじゃあ、お願いしてもいいかしら?」

「分かった」

「それにしても異性が来るというのに、緊張した様子もないのね」

「あはは、多分私たちのせいだよね美姫ちゃん」

「そうですね。部屋に招くだけではドキドキしてくれません」


 美姫は少し困ったようにそう言った。


「いやいやいや、少しは緊張してるぞ?そりゃあ、確かに美姫とか天音が毎日のように来てるから滅茶苦茶緊張するわけではないけど、幼馴染以外の異性が来るんだから少しはドキドキするわ」

「そ、そう……ならいいのよ」


 渡会はそう言うと、顔を背けてしまった。


「渡会さん、もしかして照れてる?」

「え、いやえっとその」

「あはは。顔真っ赤ー」

「貴方は少し黙っていなさい」

「面白いから見てたいんだけどなぁ。それはそうと……やっぱり私も行きますね。美姫先輩、いいですか?」

「私は別に構いませんよ?」

「ありがとうございます。私は美姫先輩とたまたま明日待ち合わせするだけですから。そして先輩の家に行く美姫先輩についていくだけですから。分かりましたね、先輩?」

「まったく、分かったよ」


 結局明日は渡会と、何だかんだで小泉も俺の家に来ることになった。

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