#159:茜と梨沙とお留守番
数日ぶりです。リアルも落ち着いたので、投稿します。
「お兄さん、お兄さん」
「うん、どうかしたのか梨沙?」
「折角なのでイチャイチャしましょう!二人きりで」
梨沙はそう言うと、俺に抱きつきながらそう言った
「あー何をしてるんですか!」
そして、それを見た茜が怒る様に言った。そして、彼女は梨沙の真似をするようにして、反対側から抱き着いてきた。普段なら誰か氏らが止めてくれるような状況ではあるが、今日はあいにく俺たち三人以外出払ってしまっている。
まぁ、これも恐らく美姫がすべて仕組んだんだろう。出かける前に、俺に耳元でこそっと「頑張ってください」と囁いていたからね。まぁ、個人的には二人に今の気持ちを伝えたかったから良かったんだけど、二人同時じゃなくてもよくないですかね?……とはいえ、まだまだ焦るような時間でもないので、しばらくはのんびりしようと思っていた。
梨沙はもちろん、茜も今となっては自身の思いを隠そうとする素振りすら見せないので、のんびりすることもできない。というか、今普通に美姫の家にいるんだけど本人がいないのに使ってて大丈夫なのかな?美姫の両親からは、「息子だと思っているから好きな時に使っていい」とは言われてるけど、何だか気が引ける。
「にしても、ずっと家にいると暇だなぁ」
「そうですね。美姫さんが今日は宿題しなくてもいいって言っていましたからね」
「これも私が先輩のことを想って頑張ったから。つまり、愛の結晶ですね?先輩」
茜は自信満々にそう言った。いや……愛の力なのかどうかは知らんけど。そもそも俺は彼女の宿題を手伝ったわけでもないし。どちらかが教えて、一緒に宿題をこなした……とかだったら分かるんだけど、この場合はどうなんだろうか。
「それでしたら王様ゲームとかはどうですか?お兄さん」
「却下」
そんなことをしたら何をされるかわかったもんじゃない。
「普通にお出かけでもしますか。王様ゲームが出来なくて、お兄さんに命令できなくて悲しいとかは……少しも思ってないですよ?」
「……絶対思ってるだろ」
俺は呆れたように、梨沙にそう言った。梨沙はごまかすように、俺から視線を逸らした。
「でも、出かけるって言っても何処に出かけるんだ?」
「うーん……何も考えていませんでしたね。茜さんは何かありますか?」
「え?先輩と一緒にいられればなんでもいいですからね」
「そうですよね。うーん」
二人は妙に意気投合すると、考え始めた。本当に、俺基準なんだだな。嬉しいけど、やっぱり恥ずかしさの方が勝ってしまう。
「とりあえず当てはないですけど、ぶらぶらするっていうのは……」
「それは辞めたほうがいいと思いますよ。お兄さんはぶらぶら歩くのは、あまり好むタイプじゃないので。ある程度、目的があったほうがいいですよね、お兄さん?」
「まぁ、そうだな」
「ふふふ。茜さん。貴方とは過ごした時間の長さが違うんですよ」
梨沙はドヤ顔で、茜にそう言った。いや別に梨沙も美姫たちと違ってずっと一緒にいるわけでもないんだけどなぁ。いや、美姫たちは逆に一緒にいすぎなのか?ちょうどいい関係っていうと……姉さんくらいなのか?
「どうかしましたか、先輩?」
「いや、何でもない」
「でもお兄さんが一番楽しい時間はゲームですよね?」
「うん?まぁそうだな」
「それならやっぱりそれにしましょう。あ、でも私も参加できるものにしてください」
「分かった分かった」
結局、出かけることなくゲームをすることになった。気づけば、罰ゲームと称して、彼女たちに色々キスとか要求されることになったのはまた別のお話だ。




