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#158:梨沙と茜の服選び

数日前から前書きでも書いてありますが、明日から数日間私情のため更新を停止します。

……そういえばいつから毎日投稿に。

次回更新日は未定ですが、18~20の間くらいには更新再開する予定です。

 翌日、俺たちは遊びに出かけることを決めた。連日宿題をし続けるのは大変だろうということで、今日は休むことにした。昨日、ほとんどみんな集中していたこともあってか課題を結構進めることができたからね。


 ちなみに香音はお留守番である。一人で泣く泣く課題をやって、分からない所は勉強ができるメイドさんに聞くそうだ。




 そして俺たちは現在、大型のショッピングモールに来ていた。最初によるのは服屋だ。以前、美姫や天音たちの服を選ばされたことがあって、そのことを聞いた梨沙が自分も選んでほしいと言ったことから、来ることになった。




「ふふふ、お兄さんどうですか。この格好?お兄さんが怪我をしたら……いえ、怪我をしなくても、私が癒してさしあげますよ?」


 梨沙はナース服のコスプレをしていた。そして、俺をからかっているのかニヤニヤしながらそう言ってきた。それに対抗するようにして、茜が猫がモチーフになったコスプレをしてきた。というか、それは既視感あるなぁ。


「それで、美姫?」

「はい、どうかしましたか?」

「な、何で皆がコスプレしてるのかなぁ?」


 俺は、隣にいるただ一人コスプレをしていない美姫にそう言った。


「普通の服よりも、コスプレの服とかの方が好きなのでそっちを選んでもらったほうがいいですよって伝えたから……とかですかね?」

「とかですかね?じゃねえよ。絶対原因それだろ」

「ふふっ、かもしれませんね」


 美姫は、楽しそうに笑みを浮かべながらそう言った。


「というか、それ俺じゃなくて美姫が見たいだけなんじゃないか?」

「あー。まぁ、間違ってはないです。でも優也君も、見たいんですよね?」

「ま、まぁ……そりゃな」

「ふふっ、私たち似た者同士ですね」


 美姫はそう言うと、体を俺の顔へと近づけてきた。


「優君?美姫ちゃん何してるの?」

「何でもありませんよ。ただ、天音ちゃんが真剣に服を選んでいる姿が可愛らしいと二人で話していただけです。そうですよね、優也君?」

「え?ああ、まぁそんなところだ」

「か、かわっ!?な、何か恥ずかしくなってきたよ。というか、私が選んでいるところは見ないで!」

 天音はそう言うと、小走りで元居た場所へと戻った。




「それで、みんなお目当てのものは買えたのか?」

「はい、ばっちりです」

「うん。私もバッチリ買えたよ」

「ええ、問題ないかしらね」


 どうやら皆問題なく買えたらしい。梨沙と茜も結局あの後、真面目に服選びをしていた。


「それにしてもやけにカップルみたいな人が多かったですね、先輩?」

「あーそう言われてみれば、確かにそうだったかもな」

「今確かカップル向けの映画やってるらしいから、それで多いんじゃないかなぁ?」

「それは確かに一理あると思いますよ」


 天音の言葉に対して、美姫が賛同する。


「恋愛映画はパスかな。前に見たときに結構恥ずかしくなったから」

「そ、そうね。私も遠慮させてほしいのだけれど」

「えー面白いと思うんだけどなぁ。美姫ちゃんはどう思う?」

「わ、私ですか!?私は優也君とイチャイチャすることの方が大事なので、別にいいですかね」

「私もお兄さんとイチャイチャできればそれでいいです!」


 理由は様々だが、恋愛映画は見に行かないことになった。あ、危なかった。恋愛映画を見に行ったら、また茜が何をするか分からないからな。前回はカップルジュースなんて物を買っちゃってたし。


 とりあえず、良かった。そう思い、茜を見ると彼女は滅茶苦茶悔しそうな表情を浮かべていた。


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