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#152:美姫との出会い

最近過去編多い気がする。

美姫ちゃんと天音ちゃんが優君を好きになった話や明日香ちゃんと優君たちの出会いとかも構想中です。


「それで皆さんは月田さんの何処に惹かれたんですの!?」


 南園さんが目を輝かせてみんなに聞いていた。


「いや、私は惚れていません!」


 香音がムッとした表情で言った。すると、梨沙が嬉しそうに経緯を説明し始めた。まぁこの間、梨沙が俺に話していた話を再びしていた。


「うう、そんなことが……それなら月田さんが格好よく見えても仕方ありませんの」

「いや、それ迷子になってただけだと思うわ」


 目を輝かせる南園さんに対して、北園さんは呆れたように言った。まぁ、実際その通りなんだけどね。


「そう言えば、神無月様と月田様と天音様はどこで出会ったのかは、少し気になるわ」

「確かに。仲良しな三人がどうやってであったのかは私も気になりますの」

「あー詳しいことはあまり覚えてないなぁ」

「そうですね。親同士が知り合いだったので、生まれて間もないころに実はあっているらしいんですけど、実際にお話しとかをしたのは三歳とかだったと思います」


 美姫が昔のことを思い出すようにして言った。赤ちゃんの時は分からないけど、一緒に遊べるくらいからだと、天音の方が早い。母さんと天音のお母さんの仲が良いから、よく一緒に遊んでいたらしい。


「天音ちゃんと会ったのは確か……うーん、何だっけな?」


 天音はそう言うと、俺のことを見てきた。俺もすべてを覚えているわけではなく、母さんから聞いた内容からある程度想像しているんだけど。




「ゆー君、ゆー君」

「どうしたの、あーちゃん?」


 あーちゃんは僕の服の裾を引っ張りながら言った。


「帰ったら一緒におままごとしたい!」

「うーん、いいよ!」


 家に帰ってから特にすることもなかったし、一人だとつまらないから一緒に遊ぼっかな。


「やったー!絶対だからね!」

「ふふふ、天音ちゃんいつも優也の相手をしてくれてありがとうね」

「うーうん。ゆー君と一緒にいると楽しいから!」


 天音は満開の笑みでママに言った。今日はあーちゃんのママがお仕事でいないみたいだから、ママと一緒に三人でお買い物に出かけてきた。

 その帰り道、僕の家の隣にある大きな家の前に、一人の女の子が立っていた。彼女は僕たちのことを見ると、少し羨ましそうな顔をしていた。


「ねーねーどうかしたの?」

「え、えっと……何だか楽しそうだなと思いまして」

「うん!ゆー君と一緒に遊んでいると楽しいんだ!」

「あ、そうだ!よかったら家に来て一緒に遊ばない?」

「あ、いいかも!ゆー君と一緒におままごとして遊ぶ予定なんだ!一緒にやろうよ!」


 あーちゃんは、目の前の少女に嬉しそうに言った。すると目の前の少女は嬉しそうに言った。


「いいよね、ママ?」

「うーんと大丈夫だと思うよ。ご両親には私から連絡しておくね」


 どうやら、ママとこの女の子の両親は知り合いらしく、一緒に遊ぶことを伝えてくれたらしい。


「それじゃあ、一緒に遊ぼうゆー君。それから……えっと」

「みきです……かんなづき みき」

「うん、私は天音!」

「俺は優也だ」

「天音ちゃんに、優也君ですね。よろしくお願いします」


 その少女、みきちゃんがそう言うと、天音は嬉しそうな表情を浮かべた。そして僕とみきちゃんの手をつかむと、より一層嬉しそうな表情を浮かべた。


 その日のことが楽しかったのか、みきちゃんが毎日のように訪ねてくるようになった。




「……とまぁ、こんな感じだったと思う」

「へぇ、そんな過去があったんだ。それは私も知らなかったな」


 姉さんは驚いたようにいた。姉さんと会った時は既に、俺たちは三人一緒だったからな。


「あー!そう言えば優君にあーちゃんって呼ばれてたかも!」


 天音は話の最中から何かを考えているような様子だったが、急に思い出したかのように言った。


「優君。あーちゃんって言ってみて!」

「え?あ、あーちゃん」


 俺がそう言うと、天音は頬を真っ赤に染めてその場に倒れてしまった。後で聞いた話なんだけど、長い間呼ばれていなかった名前で呼ばれて、嬉しいけど滅茶苦茶恥ずかしかったらしい。


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