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#140:ゲームに罰ゲームはつきもの

「優君、優君。今日は何して遊ぶ?」

「そうだなぁ。今日はゲームでもしようかなって思ってたんだけど」

「ゲーム……ということはお兄さんの家でですか!?」

「お、おう……そうだけど」


 梨沙が目を輝かせてやけに乗り気だ。う、うーんこれはゲームがしたいっていうより、俺の部屋に入りたいってことだと思う。


「えーお兄様の部屋でゲームですか?そんなの駄目に決まってるじゃないですか」


 香音がキッと睨むようにして俺のことを見ながら言った。


「な、何で?」


 梨沙がよく分からないという表情を浮かべながら香音に聞いていた。


「だってゲームに負けたらバスゲームと称してどんなことをされるやら。そんなところにお姉様を連れてはいけません!」

「え?そうだったんですか!?じゃあ私やっぱり行きます」


 香音の言っていることはありもしない誤解なんだけど、梨沙はそれを信じてしまったようだ。その上で、俺の部屋に来ようとしている。うーん、そんなことするつもりないんだけどなぁ。俺が二人に対して困り果てていると、美姫が助け船を出してくれた。


「そんなわけないでしょう。私は優也君を信用していますし、ゲームで遊ぶなんて日常茶飯事ですよ。まぁ罰ゲーム決めて遊ぶときもありますけど、大体私が決めるのでそこは安心してください」

「……美姫ちゃんの方がよっぽど恥ずかしいことさせようとしてくるよぉ」


 天音はそう言うと、困ったような表情を浮かべて俺のことを見てきた。うっ、可愛いけど。そんな目で見つめられても俺にはどうすることもできない。あと天音にメイド服を着せたりするのは、俺にとっても得なことだから止めづらい。本当に本人が嫌がっているのであれば止めるんだけど、何だかんだで少し着るとすぐに着こなしてしまっているからなぁ。




「再び戻ってきましたー!お兄さんの部屋です」

「梨沙、そんなに言わなくても分かるからね?」

「うん、そうだね」


 俺の部屋に入って早々、梨沙はそう叫んだ。そんな彼女のことを香音と千春は呆れた表情で見ていた。


「それじゃあこのゲームにしようか」

「えーこれみんな上手だから難しいんだよぉ」


 俺たちがやるのはかなり有名な格闘ゲームだ。ある有名なゲーム会社が出しているキャラクターたちが一堂に集結しているだけでなく、コラボキャラなども複数存在しており人気を評している。


「それじゃあチーム分けはクジでいいか?」

「嫌です。私はお姉様とがいいです!」

「むっ、それなら私はお兄さんとがいいです」

「あはは……どうしましょうか優也君?」

「そうだなぁ……とりあえず一緒に組みたい人を指差して、お互いに成立したらそこは組んで後はくじ引きとかでどうだ?」

「うんうん。それでやってみようか!」


 みんな大体賛成してくれたので俺の案に従ってチーム決めをすることになった。結果は、俺と美姫がペア成立して、天音と姉さんがペアを成立させていた。


「それじゃあ千春と梨沙と香音は交代でやるってことでいいか?」


 まぁ俺は美姫が俺のことを指すだろうなと思って彼女のことを指名した。後で聞いた話だが、天音は俺を指名しようとしていたんだけど俺と美姫がペアを組むんじゃないかと予想して姉さんにアイコンタクトを送っていたらしい。天音から何やらジッと見つめられていた姉さんは、空気を読んでか天音を指名したらしい。


「折角やるんですから罰ゲームをつけましょう」

「面白そうだし私はいいよ」


 美姫の提案に姉さんが乗った。皆あまり乗り気な表情ではなかった。しかし、美姫と姉さんが梨沙と香音に何かを話すと二人とも食い気味に罰ゲームありにしようと言ってきた。


 どうやら結局罰ゲームアリでやるみたいだ。罰ゲームの内容は、メイド服を着て一日中一位のチームの人に仕えるというものらしい。ちなみに俺が再開になった場合は執事服だそうだ。危うくメイド服にされそうになったが、それだけは頑張って回避した。


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