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大は小を兼ねるけどちっぱいもいいものだ

学校の説明回です。

入学式から一週間が経ち、やっと高校の雰囲気にも慣れてきた。


中等学校までと大きく違うのは、学校から課されるノルマが有ること。

学生は冒険者ギルドから来る依頼を毎期毎にいくつかこなさなければならない。

ノルマを達成できなければ除籍処分となる。


俺はとりあえず除籍とならないようにエルザとクエストボードに訪れていた。


「ノルマは半期で12ポイントづつか通期で30ポイントか。 」


「後半楽するために高ポイント依頼をこなした方がいいのかな?」


依頼へ目を向けつつ、どれを受けるか話し合う。

採集で1~2ポイント、低難度魔物の討伐で2~3ポイントの様に依頼毎にポイントが決まっている。


「最初だし薬草採集とかの簡単なやつが良いんじゃないか?」


勝手もわからないし慎重に進めるべきだ。

今まで領内には魔物は出なかったし、近隣に出たときも父ちゃんが冒険者ギルドに依頼を出していた。

なので、どんな魔物がいてどの程度の強さなのかがいまいちわからない。

そんな状況で魔物討伐は避けたい。


「あら、随分と慎重なのね」


後ろから自信に満ち溢れた様な声がした。

嫌々振り替えるとそこに立っていたのはカミラだった。


「カミラちゃん、久しぶり!

入学試験以来だね!」


「久しぶりね、エルザ。

どっかの男が敢えて避けている様で挨拶もまともに出来なかったのよ。」


そう言いながらこちらを睨み付けるカミラ。

触らぬ乳に祟りなし。入学早々面倒事に巻き込まれるのは勘弁だからな。


「だいたいワタシ、

アンタの名前まだ聞いてないんだけど。アルフくん?」


段々と機嫌が悪くなってくるカミラ。

騒がれても面倒だ。適当に相手するか。


「アルフレッド・マルヴィンだ。

覚えなくていいよ、カミラ。」


とりあえず名乗っておく。


「一言余計ね。まあ、いいわ。

改めてよろしく、アルフレッド。」


露骨に距離を置こうとしたが気にせず距離を詰めてくるカミラ。

かなり強引なタイプのようだ。


「ところで、依頼はまだ決まってないのよね?」


「うん、何を受けようか悩んでいた所なの!」


カミラの問いに間髪入れずに返事をするエルザ。

この流れは良くないぞ。


「実は受けようと思ってる依頼があるの。

けど、一人だと不安だし、よかったら一緒にどうかしら?」


「内容による。」


無下に断ってもよかったが仮にも首席合格者だ。

採集にしろ討伐にしろ力を借りられるのは悪くない。


「魔物の討伐依頼よ。

民家に巣を作ったキラービーの討伐。

2ポイントの依頼よ。」


「キラービー?どんな魔物なの?」


俺と同じで魔物に関して余り詳しくないエルザが訪ねる。


「簡単に言えばデカイ蜂よ。

普段は森に生息してて滅多に人里には現れないわ。

縄張り意識が強くて巣に近づく物を襲う習性があるの。」


そんな奴が家に巣を作ったとなったらたまった物じゃないな。


「強いのか?」


一番重要な事を聞く。

学校の課題で死の危険に晒されるなんてごめんだ。


「初心者冒険者でも勝てる程度の難度らしいわ。

ワタシ自信、討伐の経験がないから断言は出来ないけど。」


「どうする、アルフくん?」


そんなに強くないと聞き、やる気を見せながら俺に結論を促すエルザ。

冒険者ギルドに依頼を出すレベルだ。

絶対安全な物なんて無いのだろう。

なら、答えは簡単だ。


「わかった。同行させてもらうよ。

よろしく、カミラ。」


覚悟を決め、顔を引き締めながらカミラに答える。


「そ、そう。よ、よろしくね。

アルフレッド、エルザ。

そんな顔もできるんだ…」


若干紅潮した顔でカミラは答えた。


筆者は貧乳派です。

巨乳ももちろん大好きです。


貧乳に比べて巨乳ヒロインの死ぬ率が高いの何ででしょうね。

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