嫌味な女性の嫌味おっぱいを揉みしだきたい
入学受験です。
初戦闘があります。
おっぱいは関係ないです。
進路を決めてからは早かった。
俺とエルザはその日のうちに先生の下を訪れ受験の意思を告げた。
俺が受験するとは思っていなかったらしく、先生は驚いていた。
とんとん拍子で事が運び、今日受験当日を迎えた。
-バーリン共和国首都バーリン-
ここは共和国最大の都市、首都バーリンにある国立魔法戦技専門学校の正門。
俺とエルザは門をくぐり受験会場を目指す。
「ここで一旦お別れだね!」
エルザは元気に告げる。
推薦受験のエルザは実技からのため校庭へ。
一般受験の俺は筆記からの為、校舎へ向かわなければならない。
どうやら推薦枠は1枠しか無かった為、先に決まっていたエルザが推薦、俺は一般で受けることとなった。
エルザと分かれた俺は一路、校舎へ向かった。
指定された教室へ向かう途中、すれ違う受験生達が色めき立つのを感じる。
地元では皆、抗体ができたのかあまり反応してくれなくなったが、俺は国宝級のイケメンなのだ。
周りの反応に気分を良くしながら目的地へ到着した。
程なくして試験が開始された。
内容は一般教養と魔法学。
どちらも幼い頃からの教育により難なくクリアした。
昼休憩を挟み本番の実技試験へ。
事前に配布された試験要綱にもう1度目を通す。
実技試験内容は模擬魔法戦技だそうだ。
試験官と魔法及び体技を用い戦闘を行う。
事前に申請すれば非殺傷加工の施した武器に限り持込が出来るらしい。
魔法で圧倒するつもりなので関係ない。
ちょうど要綱を読み終わった頃に俺の番が回ってきた。
深呼吸をし闘技フィールドへ立つ。
迎えていたのはいかにもなローブをまとった男性。
おそらく魔法メインで戦うのだろう。
「受験生、模擬戦のルールは把握しているかね?」
高圧的な態度で語りかける試験官。
「相手を戦闘不能にするか場外へ押し出した方の勝ち。
それ以外はなんでもあり…ですよね?」
「その通り。ただし、審判が危険と判断した場合、即刻止めに入る。
うっかり殺されてしまう…という心配はないので安心してくれ。
まぁ…」
挑発的に続ける試験官
「多少の怪我は覚悟してくれ!」
その瞬間、開始の合図が鳴り響く。
「アースクエイク!」
開始のタイミングを知っていたかのように、合図と共に魔素を地面へと放つ試験官。
激しい地鳴りと共に揺れる闘技場。
不意を付かれた俺はバランスを大きく崩し転びそうになる。
その隙を逃すことのない試験官は、続けざまに魔法を放つ。
「ストーンブラスト!!!」
サッカーボール大の岩が俺に向かって飛んでくる。
反応することも出来ずに直撃。激しい痛みと共に吹き飛ぶ体。
ギリギリ場外に出ることは無かったが、感じたことの無い痛みにすぐに起き上がることは出来なかった。
「不意を付かれたとはいえ、ただの2撃でこの様ですか。
魔法のみを磨き体技をおろそかにしていたと見受けます。
愚か、という他ありません。」
冷静な分析に腹が立ったが構っている暇は無い。
べちゃくちゃ喋っているうちに体制を立て直さなければ。
もぞもぞと動く俺に気づいた試験官。
「おや?少しは打たれ強いみたいですね。
ですが無意味です。あなたはここで負ける、受験も失格。」
試験官は一拍置いた後、ぶつぶつと呪文を唱え始める。
イメージの確立が終わり必殺の呪文を叫ぶ試験官。
叫び終わる前に逆転の魔法を放つ。
「サンドスト「金縛り!!!!」」
普段の俺からは考えられないくらいに声を張り上げ魔法の名前を唱える。
試験官が唱え終わってからでは遅いのだ。
瞬間、俺の手から放たれた不可視の魔素が試験官に直撃。
余裕の表情を浮かべ講釈を垂れていたさっきまでと一転、一言も喋らなくなる試験官。
それどころか魔法を放つ為に整えた体制のまま指ひとつ動かさない。
当たり前だ。これが俺の放った魔法の効果。
金縛り。対象の行動を極限にまで押さえつける魔法。
考案、命名俺のインチキチート魔法のひとつ。
被対象者は術の効果が切れるまで、指一本どころか心臓の鼓動すら許されない。
もはや呪いの域だ。
痛む体に鞭を打ち今まで嫌みったらしくご高説垂れていた試験官に笑顔を向ける。
「くたばりやがれ」
一言だけ伝え、幼少の頃よりずっと制御の為に行使していた魔法を唱える。
「ファイヤーボール」
火力を極限まで落とし、その分打ち出す威力を高めた一撃を放つ。
試験官は表情ひとつ変えることも出来ずに場外へ吹き飛んでいった。
お気づきの方もいると思いますが、タイトルは筆者の欲望の現れです。
内容と一切関係有りません。
次回、ツンデレキャラ登場。
できたらいいなあ。