巨乳ドラゴンって何か興奮する
ファイヤーボールは使う人によってはメテオスウォームになります。
俺の放ったファイヤーボールは目標物である岩のあった周辺をクレーターへと変えた。
「何事だね!?」
「ドラゴンの襲来!?」
爆発音を聞きつけ両親がやってくる。
「力んだら出ちゃった…」
立派な物を出してトイレを詰まらせた時の様な言い訳でこの場を乗り切ろうと試みる。
「力んだって…そんなレベルじゃないですよ!?
伝え聞くドラゴンのブレスと同等ですよ!?」
しきりに出てくるドラゴンという名前に興味を抱く。
魔物がいるって話は何度も聞いていたがドラゴンがいるとは聞いていなかった。
「それってそんなに凄いの?」
とぼけた様な表情を作りあざとらしく聞いてみる。
どんな表情をしてもさまになってしまう自分の顔が憎らしい。
「災厄の象徴。凶事の前触れ。天災そのものと呼ぶ者もいる。
数十年に1度姿を顕しては災厄を撒き散らす。
一個師団を用いて討伐に当たるとも言われているほど強力な魔物だよ。」
父ちゃんがダンディーな声で解説する。
「君はその魔物と同等の威力を魔法の基礎、ファイヤーボールで放ってしまったんだよ!?」
興奮冷め止まぬ先生が続けた。
やべ、つまりチートでオレTUEEEEできるってこと!?
経験値いきなりMAX!?おっぱいで転生したら貴族のチート息子!?
どんどん興奮し支離滅裂になってきた俺と対象に冷静さを取り戻した先生。
「これからは今まで通りの座学に加え、実技として新しい魔法とそして、魔法の制御を教えていきます。
君のその力は危険すぎる。しっかり制御方法を身につけて貰います。」
いつもの優しい口調だが、同時に明確な敵意を放つ先生。
まるで、いじめっ子と話すいじめられっ子の様な雰囲気だ。
「よろしくお願いします。」
両親は口を揃え先生に頭を下げる。
「早いですが今日のところはこれで失礼します。
少し疲れてしまいました。」
そういうと先生はふらふらした足取りで去っていく。
「アルフレッド、お前の力は大変危険だ。
先生の教えのもと、しっかり扱えるようになるのだぞ。」
厳しい口調でそう言い残し両親も屋敷へ帰っていく。
この日を境に両親と先生の俺を見る目が可愛らしい幼子から、得体の知れぬ可愛らしい幼子へと変わっていった。
両親も先生ももう出てきません。
次はかわいい女の子出します。
ょぅじょっょぃ