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男はみんな槍使い

早くもワンパターン化してるような気がします。

依頼受注から数日後、依頼主の準備が終わり俺たちはライプツィヒへ向かっていた。


「アンタ、それ、邪魔じゃないの?」


道中、カミラはずっと気になっていたのかエレンにそう問いかける。

それとはおそらく肩にかけるように持っている長槍の事だろう。


「邪魔って…

オレの大切な相棒なんだが…」


そう言いながら苦笑いを浮かべるエレン。

確かにカミラの剣は取り回しの良い控えめなサイズだ。

本人のおっぱいも控えめだしな。


エルザは拳で闘うがその威力は一番だろう。

おっぱいも爆弾級だし。


「待てよ…つまりエレンのエレンも槍チンなのか…?」


「見るか?」


そう言いながら自らの下半身を突き出すエレン。

中が見えるようにパンツを引っ張っている。

爽やかな笑顔に気圧され思わず覗き込む。


「ス、スゲェ…」


そこには立派なエレンが鎮座していた。


「馬鹿なことしてないでさっさと歩きなさい!」


顔を赤くしながら金切り声を上げるカミラ。


「初心な奴め」


「そこがカミラちゃんの可愛いところだよ!」


エルザは力を込めて言う。


「まぁ、そんなカッカすんなよ。

可愛い顔が台無しだぜ?」


涼しい顔で恥ずかしい台詞を言うエレン。

息子のすごさを見せ付けられた後だからか、様になっているようにすら見える。


「ありがと!

ずいぶんお世辞がお上手なのですね!」


カミラには癇に障ったらしく嫌味たっぷりに応える。


「振られちゃったか?」


おどけてみせるエレン。


「た、大変です!!!

前方にへ、ヘビが!!!」


カミラいじりが終わる頃、先団の商人があわててやってくる。

ここまで騒ぐとはよほどヤバイ蛇なのだろう。

誘われるまま俺たちは先団へ向かう。

そこには行軍を止めどうするか話し合う商人達。


「どうしたんですか?」


カミラが率先して状況の聞き取りを開始する。


「物見が数百メートル先に蛇を見たと。

このまま進めば鉢合わせる危険があるのでルートをどうするか話し合っているのです。」


依頼主である商人団の長が応える。


「ルート変更の必要があるって、蛇の群れが道を覆っていたとか?」


「サンドワームです…」


俺の問いに神妙な面持ちで告げる長。

それを聞いたカミラとエレンの表情が強張る。


おい、まさかまたか?

安心安全じゃないのか?


「サンドワームが街道に…?」


信じられないといった表情でエレンは言う。


「サンドワームって?」


俺と同じでついていけていないエルザが説明してくれと促す。


「主に人が寄り付かない荒野や森に住み着く大蛇よ。

頭の良い魔物で魔法での反撃を嫌って人が多い場所を避けるの。

それが街道に現れるなんて。」


「つまり、そんなに強くないって事だろ?」


カミラの魔物講座を聞き俺はそう結論付ける。


「いーや、そうじゃない。

賢いと言ったろう。無駄なリスクを避けているだけさ。

成体は5メートル以上にもなるって話だ。最悪丸呑みだぜ?」


俺の楽観的な意見に釘を刺すエレン。

こいつも魔物に詳しいみたいだ。


「それじゃあやっぱり迂回?

でもしばらく一本道じゃなかったっけ?」


エルザは首をかしげながら言う。

おそらく商人たちはそれで困っていたのだろう。

街道を逸れればそのサンドワーム以上の脅威と遭遇するリスクも高まる。


「そしたら、とりあえず偵察がてら俺たちが先行するのはどう?」


このままじゃ埒が明かないと思い提案する。


「無謀だが、このまま立ち止まるよりかは良いか。」


その提案に即座に乗るエレン。


「護衛が居なくなるのは不味いでしょ。」


「ならエレンと俺で先行する。可能なら討伐も。

エルザとカミラはここで護衛しつつ様子を見てくれ。」


カミラの懸念を解決する為、二手に分かれるようにした。

そんな俺たちを心配するエルザ。


「2人だけで大丈夫?」


「お互い様だ。何かあったらお前たちが対処しろよ?」


俺はそう言い心配そうに見るエルザの頭を撫でる。


「準備は良いか、アルフ?」


いつの間にか愛称で呼び出したエレン。

その顔は相変わらず気持ちの良い笑顔だ。


「もちろん!」


それにつられて俺の表情も柔らかくなる。

そう言い俺たちはサンドワームのいる方向へ歩き出した。

躊躇せずに息子を見せてくれるイケメンって良いですよね。

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