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女王様のおっぱいは垂れ乳なイメージ

キラービー編終了です。

長かったです。

家屋の軒下にある一際大きい巣から出てくるキラービー。

今までの個体と一回りほど大きいそいつを見て安堵するカミラ。


「サイズが小さい。まだ成長途中よ。

あれなら勝てるかも。」


成長しきった女王蜂は他の個体よりも2倍以上の大きさまで育つという。

それでも警戒を解くことはない。

我が子を失った女王は心なしか怒りに震えているように見えるからだ。


「さっさと片付けるぞ。

ファイヤーボール!」


俺は女王蜂がアクションを起こすよりも早く魔法を放つ。

後方の家に被害が出ない程度に調整したその魔法。

それでも当たれば一撃で屠れるだろう。


しかし、放たれた火球は当たることがなかった。

瞬間、とてつもない速さで飛ぶ女王蜂。

先ほどの個体たちとは比べ物にならない速さでこちらに突撃してくる。


「マジックシールド!」


障壁を張り突撃を防ごうとするが、それを難なく乗り越える女王。

標的は最後に我が子を殺したカミラだった。


「くッ!?」


咄嗟に反応し何とか避けるカミラ。

すかさず、女王に一撃を加えまいと前へ飛び出すエルザ。


「ハァァ!!!」


その攻撃も空を切る。

早すぎる。何が成長途中だ。

小さいだけじゃないか。


「金縛り!」


俺はなんとか動きを止めようと必殺の魔法を唱える。

不可視の魔素の塊を放ち動きを縛ろうとするが、見えているかのように避ける女王。


カミラも体制を整え切りかかる。

カミラの鋭い一撃も当たることはなかった。


空振りほんの一瞬体制が崩れるカミラ。

その隙を女王は見逃さず、カミラに毒針の一撃を加える。


「カミラ!」


倒れこむカミラを庇いながら戦うエルザ。

それを援護するために俺も魔法を放つが決定打がない状況が続く。


「このままじゃ、ジリ貧、だよ!」


段々と息が上がって肩で息をするエルザ。

カミラも何度も解毒剤の服用を試みるが、それを許さない女王。

何とかカミラを後方に下がらせることは出来たがこのままではまずい。


「ヤダヤダヤダ…こんなところで死にたくない…

なんでワタシが…」


女王の毒に侵されるカミラは、余りにも早い毒の回りに死の恐怖を覚える。


「アルフくんっ!!!気を付けて!!!」


エルザが叫ぶ。

エルザの隙をつきこちらへ向かってくる女王。

狙いはカミラだった。

手負いのカミラに止めを刺しに来たのだ。


「クソッ!

マジックシールド!」


咄嗟にカミラの前に立ち本日何度目かの障壁を展開する。

碌にイメージの固まっていない内に展開した障壁はミシリと音を立てながらギリギリの所で女王の攻撃に耐えている。

女王は障壁を打ち破ろうと何度も突撃を繰り返す。


毒の進行が進むカミラはそんな様子を見てなおパニックに陥っている。

俺は何とか落ち着かせようと無理に笑いながら声をかける。


「安心しろ、お前は絶対に俺が守る!」


キラービーの猛攻に耐えるのに必死でいびつな笑顔。

幼馴染の女の子に守られていた男が必至な顔で言う様子にカミラの震えは不思議と止まっていた。


とうとう破られる障壁。

女王の毒針が俺に襲い掛かる刹那。


「ハァッ!」


毒の事など忘れたかのようにカミラは飛び出し、女王へ一閃を放つ。

まともに食らった女王蜂はよろめく。その隙にエルザの渾身の一撃。

鈍い音を立て女王の体を直撃。

直後、力なく地面に落ちるキラービー。


「勝ったの…?」


カミラは信じられない様子で呟き、そしてその場にへたり込む。

俺とエルザはすぐさまカミラに近寄り解毒を試みる。


俺たちはボロボロになりながらも初めての依頼を何とか達成したのであった。


依頼主の無事を確認した後、主を失った巣を撤去し一息つき学校への帰路につく。

俺は、まだ本調子じゃないカミラを背負い街道を歩く。


「さっきはありがと…」


背中からギリギリ聞こえるかどうかの声でカミラはつぶやく。

素直じゃないやつ。そう思いながら、そういえば俺もお礼を言ってなかったことを思い出す。

あとでちゃんと言っとかなきゃなと思いつつ歩いていく。


アルフに背負われているカミラの顔は夕日に照らされほんのり赤くなっていた。

現状の実戦での強さは

女王蜂>カミラ>アルフ=エルザ>働き蜂

程度です。

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