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夢 ~遥か遠く飛鳥~   


 君と出会い話をしたあの記憶が全て夢であったというのなら


 いっそのこと僕は覚めない眠りについても良い


 それで君といつまでも一緒にいられるのならば良いよ


 ちなみに僕の恋愛運は どうやら最悪みたいだ


 「結ばれない」なんて占いで断定された 本当ありえない


 やっぱり君は夢の中の登場人物に過ぎないのだろうか


 どんなに手を伸ばしていても 届くことのない


 近くも遠い距離が僕には悲しいよ ねえ


 神様 仏様 どうかお願いさせて下さい


 たった一度だけでも良い 夢から覚めて


 君に話し掛けたい 君が振り向いてくれなくても


 今すぐに君のところへ飛んでいけたら良いのに


 今すぐに鳥のように羽撃けたら良いのに


 意外にも欲張りでお願いが増えていく僕に


 僕は自分でも苦笑を漏らしてしまった


 この貪欲さは ひょっとしたら愛の力なのかな


 少しロマンティックを考えようとするけれど


 センスのなさに僕はまた苦笑を漏らしていた


 やっぱりこんな僕じゃ君と結ばれるなんて大きな夢


 君と巡り合うことさえ 不可能なことなのか


 それならば僕は覚めない眠りについても良い


 夢の中でずっと君が隣にいてくれるのなら



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