冒険者になる
主人公の性癖暴露が
最初辺りにあります。
長くなってしまった。
ちなみに僕はマルチです。ロリも好きだけど
お姉さんも好きです。
どことは言いませんが
大きさも特に関係ないです。
おはようこんばんにちわ。
最近異世界にクラス丸ごと転移されて
合成魔法の本来の力?に気づいた俺こと
天野一純です。
今日は起きて早々小鳥の遊び場亭の看板娘
こと、シータちゃんに起きるの遅すぎって
怒られました。
朦朧とした意識のなか町中をとぼとぼ
歩いてます。
あぁ~、前に読んだなろうのラノベでは、
転移後すぐに冒険者になってたなぁー。
なんて考えながら歩いていたら。
「おふ」
「きゃっ」
突然人がぶつかってきた。
驚いた一純は、つい声を出してしまった。
おふってなんだおふって。
俺としたことがありがちな反応を
返してしまった!
いくら寝起きとはいえオギャ!
とかホベフ!とか
変な変え仕方があっただろうに!
畜生、今度かはこんな事態も想定して
確り練習しとかなければならないね。
「イテテ、ごめんなさ~い。」
「いやいや、こっちこそごめんなさい。
寝起きでボーッとしてて」
苦笑いを浮かべながら一純は謝罪する。
ぶつかってきた少女は幼さの残る
可愛らしい顔立ちだが、
飛び抜けて美少女という
訳でもない。だがなんかこう、着飾らない
感じがあって非常に好みだった。
一純のお姉さん好きは、誰かのお墨付きだが、
別にその他属性が嫌いだとか
そういうことではない。
昨日どちらかと言えばお姉さんといったな。
あれは嘘だ。
というかそれとは別に着飾らない
女性が好きだ。
別に女性が普通に化粧とか
ちょっといい服を着るのなら構わない。
だが、見てわかるほどのわりと
濃い化粧をしてたり、無駄に高い服を
普段から着込んでいたりする女性は
嫌いである。
例えば、中学生が化粧してたりする人。
普通なのかもしれんが一純は嫌いだった。
お姉さんは、着飾らなくても
十分きれいなのである。
無論、普通に化粧をしたりしたらなおよい。
別に年上じゃなきゃだめというわけではない。
同年代、はたまた年が自分よりしたでも
おっとりお姉さん属性の人なら構わない。
という微妙なラインであった。
閑話休題
現在、ぶつかった少女と
同じ方向に進んでいる。
べ、別につけてるわけじゃねぇし!
誰にいいわけしてんだ俺は。
偶々いく方向が同じだけだからね。
冒険者ギルドの方向は宿から
真っ直ぐ西の方向。
喫茶店 一級品
という店のとなりらしいけど、
西に進んでいるのに
いっこうに見つからない。
お、看板発見。一級品発見した。
少女はその奥の建物に入っていく。
どうやら一純と同じく冒険者ギルドに
用があったようだ。
一純も後を追うようになかにはいる。
ギルド内は、騒がしくて、
たくさんの冒険者が円形の机に肘をおき、
椅子に座って楽しそうに話し合っていた。
たっている冒険者も多い。
いつかは俺もあのなかに混じって
話をするのだと思うと今からでも
ワクワクする。
だが、どれだけ見渡しても
受付らしいものが
みあたらない。
というわけで、気の良さげな冒険者、
冒険者Aとしよう。冒険者Aに
教えてもらおうとする。
「なぁにぃちゃん。
受付ってどこにあるかわかる?」
「んあ?おぉ、受付ならその扉開いたとこの
階段を上がったとこ、まぁ、二階にあっぜ!
一階は満席だが二階ならまだ
あいてんじゃねぇか?」
「おう!センキュー!」
「せんきゅー?あぁ~、いいってもんよ!」
なんだ二階にあったのか。
そういえば先程の少女がみあたらない。
なら二階に行ったのだろう。
なるほど、それならせつめいがつくね。
二階へ上がると先程よりも三個ほど少ないが、
やはりテーブルがあり、テーブルの
反対方向には受付と思わしき窓口がある。
普段からこうなのかもしれないが、
今日、冒険者ギルドはこんでいて、
多少並ぶ必要があった。
「ようこそ、冒険者ギルドへ。
私、窓口2の受付をしております。
メルルと申します。よろしくお願いします。」
「あ、ど、どうも」
メルルさんは白色の癖のある髪の毛に
両サイドからくるりと曲がった
角を生やした人、
つまりは山羊の獣人であった。
獣人。道行く人のなかにもちらほらと
犬耳を生やした人がいたりしたが、
山羊は始めてみた。癖といってもそこまで
強くはなく、精々ピョコっと、ちらほら
跳ねている程度だった。そして、そして、
び、美人!スッゴい美人!
もふもふしたい!
もうすんげー!
ものっそい美人!
すげぇ、俺の好みど真ん中だわ。
胸も大きいな。素晴らしい。
「そんなに見つめないでくださいな」
「あ、あ!ごめんなさい。
えっと、冒険者登録...かな?
を、したいです。はい。」
「畏まりました。冒険者登録ですね。
では、こちらの水晶に手を翳してください。」
占いに使われる水晶っぽい水晶に
手を翳すと、ステータスが表示された。
天野 一純
LV.1
HP 100
MP 300
攻 3600
防 410
速 2100
運 1000
SP 10
スキル 合成魔法 火魔法 土魔法 生活魔法
硬化魔法 岩石魔法 溶岩魔法 天野流刀術
天野流体術 料理
隠しスキル SP振り分け SP強奪
称号 天野流マスター 五種の魔法使い
新魔法発見者 武神 料理好き
≪あなたの武術がスキルに適合されました≫
マズイ。
魔法の新発見なんて早々するものじゃ
ないだろうし、なんせマズイぞ。
「え?魔法の新発見者?溶岩魔法?岩石魔法?
え?え?えええ??」
ほらーもう。メルルさんのキャラが
崩れちゃったよー!
「これは、偽造ステータスですか?」
「偽造?違いますけど」
「そう...ですか。だとしたら、
世紀の大発見...ですよ。それも...2つ」
「さいですか。内緒になんて、できません?」
「内緒が...いいんですか?」
「はい。」
カチコチに固まってしまった
メルルさんは、ふぅ、とため息をつくと、
わかりましたと、なぜか両手をあげながら
なんやらカードに書き込んでいる。
最後に魔方陣?のような何かがカードに
浮き彫りになって光り、また消えた。
「こちらが冒険者です。
依頼は左にあるFランク掲示板よりちぎって
持ってきてください。常時依頼は
そうかいているので
ちぎらないでくださいね。」
「はい!」
「では、頑張ってください!」
話が終わった一純は、
早速左のFランク掲示板とやらを見る。
ゴブリンの討伐や、薬草の採取など、程度の
低いものがある。最初はこういうのを
受けるのだろう。
代理の執事緊急募集!
依頼人 ソルトリーク家のメイド、リリ
内容 ソルトリーク家のアリスお嬢様の
機嫌を損ねた専属執事がクビにされました。
次なる執事が決まるで代理で執事を
勤めてくれる人を探しています。
期間は三日間です。
急な変更やクビがある可能性があります。
礼儀が正しい人でなければ勤まりません。
そのなかで一純視点で
簡単そうだったのがこれだ。
礼儀作法は武術を習うにあたって
非常に重要なことなので、
一通りはマスターしている。
礼儀正しくして、お嬢様の機嫌を
損ねなければいい。
一番簡単そうなものだった。
「これ受けます。」
「はい。あら、ソルトリーク家の
執事の依頼ですね。この依頼には面接が
あるのですが大丈夫でしょうか?」
「はい。」
「では、あちらの控え室に」
あぁ、メルルさん綺麗だなぁ。
さて、控え室にいこう。
ガチャ
「依頼、受けていただき
ありがとうございます。私、ソルトリーク家
にて、メイドをしております。リリと
申しま...あ」
「あ」
「「さっきぶつかった人」」