第三十七話 なーんちゃって
今回は早目ですね。1日遅れている?3ヶ月と比べたら誤差です。
余談ですが、前の話を投稿した日よりも、その3日前の方が閲覧数は多かったです。不思議ですね。
───憲兵───
日本でいうところの警察である。街ごとに憲兵所を配置しているのはもちろん、街の外にも小さいながらも憲兵所がある。憲兵のトップは憲兵長と言い、普段は王都に在住しているが、他の街にも出張に来ることがある。
☆ ☆ ☆ ☆
「……フフフ、あーっはっはっは!」
whiteの7に玉が入ったのを見てダモンは大口を開けて笑う。
「あんだけ大層な口を効いておいてこのザマかい!あんたみたいな雑魚は初めてだよ!」
俺は審判の台に両手を付いてうなだれる。そんな俺にダモンは上機嫌で話し掛けてくる。
「さて、あんたはどうするかね。腕がいいって聞いてたけど、この程度ならどうでもいいね」
「……1つ聞いてもいいか?」
「なんだい?」
「あんたは俺に何をさせようとしたんだ?」
力のない目でダモンを見つめる。俺の言葉にダモンはニヤリと笑う。
「なに、他の裏カジノを駆除させようと思ってね」
「他の裏カジノ?俺の腕がよかったとしても無理だろ」
「それがそうでもないさね」
「どういうことだ?」
俺に勝ったのが余程嬉しかったのかさっきよりも饒舌にダモンは喋り続ける。
「他の裏カジノのオーナーが集結する集会があってね。そこであんたに出てもらって他のオーナーを潰して貰おうと思ってね」
「……つまり裏カジノオーナーが集まる集会が近日行われるってことだな」
「そういうことさね、何が言いたいんだい?」
なるほど、良い情報だ。この情報でもう少し稼げそうだ。
俺の満足そうな顔を見て、退屈そうだったフランが欠伸をこらえて口を開く。
「む、終わったか?ならば、さっさと種明かしせい。ノエルも眠むそうじゃ」
「全部計画しているんだから時間がかかっても文句言うんじゃねぇ」
「あんたら何言っているんだい?」
「ちょっとした企みをな」
「どういうことだい?」
「百聞は一見に如かず、見たほうが早いな」
俺は審判の台に手を付きスキル名を唱える。
「『審判の色』!」
俺がスキル名を唱えた瞬間、審判の台が黒に染まっていく。台の淵からルーレット、チップ置き場とどんどん黒に染まっていき遂には全てが黒に染まり切った。たった一つを除いて。
「何だいこの白い物……は?」
ダモンは白い物が何なのかを理解した瞬間、さっきの饒舌が嘘のように放心している。
だが、すぐに我に返り黒服に支持を出す。
「すぐに審判の台のスイッチを切りな!」
「は、はい!」
黒服が端末を操作すると、審判の台の膜が弾けるように消えた。
ダモンは慌てた様子でチップを手に取り目を皿の用にして眺める。
「どうした?もしかしていつもと違う色だから分からないのか?」
俺はダモンに近づきチップに軽く触れる。すると、白いチップはみるみる青く染まり俺が持っていたはずの青いチップへと変化した。
「こ、これは……」
「俺の置いたチップだな。whiteの8に賭けておいたものだ」
「じゃ、じゃあこれは何だい!?」
ダモンはblackに置いてあるチップを乱暴に掴む。すると。チップはダモンの握力によって砕けちり、薄茶色の中身が露出した。砕けた欠片を手に取りダモンは目を見開く。
「こ、これは……」
「特製のアイシングクッキーだ。味にも自信がある。食べるか?」
「馬鹿にしているのかい!」
持っていたクッキーを床に叩き付け何度も踏みつける。クッキーが粉々になるまで踏みつけると、肩で息をしながら俺を睨みつける。
「こんなのイカサマさね!認めるわけにはいかないよ!」
予想通りの言葉だ。俺は声の調子を変えずに答える。
「確かに俺がやったことはグレーゾーンだ。褒められた事ではないだろう」
「……?」
俺の言葉が意外だったのかダモンが言葉に詰まる。
ダモンが言葉を発さない内に俺はニヤリと笑い話を続ける。
「で?だから何?」
「……へ?」
「俺がやったことはチップを気づかれないように置いただけだ。出目の操作はしていない。これはイカサマか?」
「出目を操作したに決まっている!」
「イカサマっていうんなら方法と証拠があるんだな?だせよ」
「くっ……」
ダモンの必死の反論を一蹴する。
ダモンが顔を歪めながら悔しそうにしていると誰かの呟きが聞こえた。
「……ディーラーが仕込みだったんじゃ?」
誰ともわからない呟きは、今まで静かだった観衆に徐々に広がっていく。
「確かにあのディーラーは挑戦者が選んでいた」
「あのディーラーって裏カジノに来そうな感じしないし、仕込みの方がしっくりくる」
「なんか行動も怪しかったしな」
小さかったザワめきが大きくなり遂には俺への罵倒へと変化する。
「ふざけんじゃねぇぞ卑怯者!」
「イカサマで勝って恥ずかしくないんか!」
「二度とこのカジノに出入りすんじゃねぇ!」
観衆は俺がモヨウとグルということになったみたいだな。これもダモンのカリスマの賜物って奴か。好都合だ。
観衆からの罵詈雑言を受けながら俺は両手を大きく広げ、
(パァン!)
カジノに響き渡るように大きく手を打ち鳴らす。突然の音で全員が黙りこくったのを確認し話し始める。
「確かにモヨウは俺が選んだ。俺がモヨウとグルだっていうのも自然な発想だ。じゃあ、なぜダモンはそれを指摘しなかった?」
「!?」
黙りこくっていたダモンの顔に動揺が見える。追撃のチャンス、ここで畳み掛ける。
「ダモンは指摘しなかったんじゃない、指摘できなかったんだ。なにせ、モヨウはダモンに雇われているんだからな。そうだろ、モヨウ?」
目立たないように黒服の後ろに隠れているモヨウに話し掛ける。モヨウはダモンを見るときと同じ、いやそれ以上に怯えた様子で俺を見ている。
「俺がモヨウを選んだのは偶然だと思ったか?自分たちで誘導する必要が無くてラッキーと思ったか?甘ぇよ」
「あ、あたしが雇ったっていう証拠は───」
「あるぜ。こいつだ」
俺は懐から紙束を取り出して頭上に思い切り投げる。紙束は全員の頭上を舞いカジノ内へと降り注ぐ。
カジノ内の全員が一様に紙を手に取る。
「な!?なんだこれは!?」
「ダモン様とモヨウの契約書!?」
「『ダモンが賃金を支払う代わりにモヨウはダモンが支持した出目に入れる』だと!?」
静まり返っていたカジノ内が再び騒めきだす。この時を待っていた、ここで決めてやる。
俺は観衆に向き直り大げさに手を広げる。
「皆さん、見ての通りダモンとモヨウは結託していました。私はそれを知りながら敢えてギャンブラーとしてダモンとの対決を選びました。イカサマで勝とうとしたオーナーと分かりながらも確率の低い出目にすべてを賭けた私。どちらがギャンブラーでしょうか」
「黙りなァ!」
ダモンが血走った眼で俺に掴みかかってくる。俺は抵抗せずに首元を締め上げられる。
「私はイカサマなんてしていない!勝手な事言うんじゃないよ!」
「おいおい、あんた周りが見えてないのか?」
「……な!?」
観衆を見たダモンが驚いたように口を開く。
そこには、さっきまでの好意や憧れの視線は無く、侮蔑や軽蔑といった視線がダモンに向けられていた。
呆然としているダモンの手を引きはがし言葉を続ける。
「今の状況を簡単に説明する。あんたが負けを認めたら360億の支払いでカジノは破綻、負けを認めなくても勝っても金を払わないカジノとして信用を失う。つまりは───」
人差し指をダモンへと突きつけ宣言をする。
「積みだ」
俺の言葉を聞き膝から崩れ落ちるダモン。そんなダモンを背にしてフランとノエルの元へと向かう。
「掛け金は一週間後に受け取りに来る。全て現金で用意しておけよ」
ダモンからの返事はない。最悪支払われない事もあるかもしれないが、その時はその時だな。
「さぁ、飯でも食いにいくか」
「わぁい、ハンバァァァァグ!」
「テンション上がりすぎて何処ぞの芸人みたいになっておるぞ」
俺たちが雑談しながら出口に向かっていると、突如黒服達が立ちはだかってきた。
「おいおい、見送りにしては人数が多いんじゃないか?」
「…………」
俺の言葉にも反応を示さない黒服達。すると、後ろからダモンの乾いた笑い声が聞こえてきた。振り返ってみるとダモンが審判の台に寄りかかりながら笑っていた。
「ひひひ、あひゃひゃひゃひゃ」
「往生際が悪いぞ。まだ何かあるのか?」
「私は負けてない私は負けてない私は負けてない私は負けてない私は負けてない私は負けてない」
ダモンが指を鳴らすと、奥から剣、斧、槍といった武器を持った屈強な男たちが続々と出てくる。ダモンは狂ったように男たちに向かって叫ぶ。
「こいつらを全員殺せ!今日の出来事は絶対に外に漏らすな!」
やっぱりそう来たか。客を全員殺したら余計に立場が悪くなる事に気が付かない程に追い込まれているみたいだな。仕方がない。
「フラン」
「うむ、ここからはわしの出番じゃな。お主達は客を連れて下がっておれ」
「了解」
フランが男たちの前に歩み出る。
「死にたくない奴は俺の周りに集まれー」
俺は客達に周り集まるように呼びかける。客たちは恐る恐るといった感じで周りに集まってくる。俺は懐から名簿を取り出して書かれている名前を読み上げる。
「はい、それじゃ出欠とるぞー。1番、相田」
「せんせー、相田君はお腹痛いってトイレに行きましたー」
「そうか、じゃあ、2番、石田」
「死ねぇ!」
俺とノエルで引率の先生ごっこをしていると後ろから男が剣を振り下ろしてきた。俺の首筋に剣が吸い込まれ命中すると誰もが思った瞬間、
「な!?」
乾いた音と共に剣が弾かれる。男は驚いたように俺に手を伸ばすと透明な壁に阻まれた。言葉を失っている男に俺は名簿を見ながら説明する。
「『結界』、MPを硬化させて防ぐ基礎の技だ。だが、使っている奴が化け物並みの魔力だから壊すのは無理と思え。どうしても壊したいならフランを倒すんだな」
男は何度も剣を振るうが、数度の打ち込みで無理と判断したのかフランの元へと走り去っていった。
俺は名簿を見つつ出欠を再開する。
「3番、コヒー・マイル」
「!?」
俺の言葉に客の一人が反応する。
「返事はどうした?」
「は、はい……」
「コヒー、お前は自分の店で脱税しているらしいな。後で先生と一緒に職員室(憲兵所)に来なさい」
「!?」
俺の言葉にコヒーが目を見開いて驚く。そんなコヒーを無視して名簿の読み上げを続ける。
「4番、シューク・トケー」
「は、はい!」
「お前は盗品を売り捌いているようだな。後で先生と一緒に職員室(憲兵所)に来なさい」
「ひぃ!?」
恐怖のあまりトケーの口から悲鳴が漏れる。
ここまで来て何が起こっているのかを理解したのか、全員の顔がみるみると青くなっていく。
周りは破壊不可の結界、逃げることは出来ない中で淡々と自分の罪を読み上げられる。これ程の恐怖はないだろう。
ここはこれでいいとして問題はフランの方だな。
名簿を読み上げる振りをしながら、フランの様子を伺う。
「どうした?もう終わりか?」
結界に避難してから数分しか経っていないのにフランの足元には数人の男たちが転がっている。殺すなとは言ってあるが本当に大丈夫か不安になってきた。
いまだに敵の数は50人以上はいるが、全員が怯えながらもなんとか立ち向かっているようだ。ダモンにも余裕の表情は無く、焦りの色が見えている。
「あんた達、小娘相手に何手こずっているんだい!さっさと始末しな!」
「で、ですが、とても太刀打ちできる相手では……」
「仕方ないね、『バーサーカー』を連れてきな」
「いいのですか、あいつは────」
「手段を選んでいられるか!さっさとしな!」
「は、はい!」
黒服が全力で奥へと引っ込む。その間にもフランは男たちをなぎ倒している。
「はっはっは、どうした!まだわしはスキルすら使っておらぬぞ!」
振り下ろされた斧の刃を素手で握り潰しながらフランが叫ぶ。
今までで一番生き生きとしているな。今までは目立つ行動はさせなかったし、暴れたくてうずうずしていたに違いない。
フランが鎧を付けた奴を鎧ごと打ち砕いていると、黒服が身長が3mはある仮面を付けた大男を連れてきた。
「ぬ?中々骨の有りそうな奴じゃな」
「余裕なのも今のだけだ!こいつの攻撃は防御力を無視する!お前がいくら防御力が高くても関係─────ぐほっ!」
説明中の黒服をバーサーカーが殴り飛ばす。黒服は壁に叩き付けられるとそのまま気絶した。
「なるほどのう、確かに強いが見境なしに攻撃するんじゃな。使いたくない訳じゃ。じゃが、ホウリの言いつけで人死にを出す訳にはいかないのでな。『挑発』!」
フランの言葉と同時にバーサーカーの視線がフランへと向く。
それを見たノエルが質問してくる。
「『挑発』ってなに?」
「魔物とかの知性がない相手のターゲットを自分に移すスキルだ。遠距離攻撃を自信に誘導することも出来る。見たところ、バーサーカーに知性は無さそうだし効果は絶大だな」
バーサーカーがフランへと近づき、落ちていた斧を拾い上げる。
「かかってこい!」
「…………」
バーサーカーは無言で斧を振りかぶる。さっきの拳を見る限りでは速さはあまり無いだし、防御力無視でも当たらないだろう。フランも同じ考えだったのかバックステップの構えをとる。だが、
「「「「チェーンロック!」」」」
後ろに控えていた魔法使い達がチェーンロックでフランの四肢を拘束する。これによってフランは後ろへと飛ぶことが出来なくなった。
「いい連携だな。中々良い戦士を雇っているみたいだな」
「言ってる場合ですか!?あの人がやられたら次は私たちですよ!?」
客の一人が悲壮感に満ちた声で叫ぶ。
フランは回避をすることが出来ずに斧を腹で受ける。
「ぐはっ!」
「やったか!?」
「……なんてな」
フランはチェーンロックを素手で引きちぎると破れてしまったドレスを修繕する。
「な、なぜだ!?防御力無視の一撃を諸に受けた筈だぞ!?」
「昔の偉い人は言った、『防御力無視の攻撃はHPで耐えればいい』とな」
「な……」
フランの言葉に唖然とする黒服。
「ねぇねぇお兄ちゃん、偉い人って誰?」
「第50魔王の『フラン・アロス』って奴だ」
昔の偉い人(存命)じゃねぇか。しかも、実行できるのはフランだけだし。
そんなフランに臆せず、バーサーカーは再度斧を振り下ろす。フランは頭で斧を受け止めてニヤリと笑う。
「良い一撃じゃ、100発もあればわしを倒せるじゃろう」
そういうと、フランはバーサーサーの腹を殴り飛ばし一撃で気絶させる。
「次は良い奴の元に行けると良いのう」
崩れ落ちるバーサーカーを見ながらフランは悲しそうに呟く。そして、フランは男たちの元へと向き直る。
「して、次は誰─────」
「フレイムアロー!」
「アクアアロー!」
「ウッドアロー!」
「エレキアロー!」
「ウィンドアロー!」
言葉の途中で5属性のレベル4魔法がフランに襲い掛かり、白い煙が上がる。
「5属性のレベル4魔法が直撃。これならば─────」
「これならば何じゃ?」
煙の中から無傷のフランが出現する。全員が呆然とフランを眺めている中、フランが口を開く。
「この短時間でこれだけの威力の魔法を打てるとはさすがじゃ。じゃがな」
フランが腕を広げると、5色の光る玉が浮かび上がる。
「わしを倒すには足りないな!」
5色の玉が膨れ上がり、魔法使い達の元へと炸裂する。
それを見た客の一人が思わず口を開く。
「レベル5の神玉を5属性同時に!?しかも、数秒でこの威力を!?あの人何者なんですか!?」
「そうだな……、化け物か?」
俺の言葉が聞こえたのか、フランがこちらに振り向く。
「わしが化け物?違うわしは悪魔じゃ!!フハハハハハハ!」
「……だそうだ」
客達のフランを見る目が恐れへと変わる。
こんな調子でフランは男たちを蹂躙していった。
───5分後───
「これで終わりじゃな」
「お疲れさん」
「疲れてはおらんがな。むしろ暴れられてスッキリしたわい」
「最近はお前を押さえつけすぎていたからな。どこかで発散させようとは考えていた」
「ならばお主には感謝せんとな。そういえば、ダモンはどうした?」
「抜け道で逃げたんだろ。後はあっちの仕事だし、俺たちは後片付けでもしておくか」
「そういえば、お主のそのネックレスはどうしたんじゃ?」
「ダモンに首元を締め上げられた時にスっておいた」
「抜け目のない奴じゃな」
☆ ☆ ☆ ☆
「何なんだい、あいつらは……」
私は地下の抜け道を走りながら悪態を付く。
雇っていた傭兵達は全滅、賭けには負けた、いつのまにかネックレスは無くなっている、踏んだり蹴ったりだ。
「……私はあきらめない。いつの日か必ず這い上がって見せる」
強い決意と共に私は抜け道を走る。外に出たらまずは家の金を回収して街を出よう。そして、その金を元手に新たにカジノを作る。もう、あの日には絶対に戻らない。
「そろそろ出口のはずさね」
5分ほどの全力疾走の後、出口の光が見えてきた。
「やっとでぐ……ち?」
通路を抜けると数人の人物が待ち構えていた。
状況が理解できずにいると、一人だけ服装が違う男が話し掛けてきた。
「やあ、お疲れさま。かなり息が切れているようだけど大丈夫?」
「あ、あんたらは?」
「俺は憲兵長の『ビスケ・キンツ』、平たく言えばあんたを捕まえに来た」
「な!?なんで憲兵が抜け道に!?」
「事前の下調べの成果って奴だ。おとなしくお縄についてもらおうか」
「くっ……」
来た道を戻るか?いや、さっきの連中を相手に逃げ切れるとは思わない。だったら……。
「……どけぇ!!!」
決死の覚悟でナイフを手に憲兵に突進する。
「そのあきらめない心意気は立派なんだがなぁ」
憲兵長は私のナイフをかわすと視界から姿を消す。
「な、どこに─────」
「後ろだ」
後ろから言葉が聞こえると同時に首筋に強い衝撃が走る。
「がはっ……」
「あとはカジノ内部の後始末だけだな、全員突入させろ。あとさ、攻撃をかわした後の首筋の手刀ってかっこよくない?────」
そんな言葉を最後に私の意識は闇へと消えた。
カジノで稼ぐ(まともに稼ぐとは言っていない)
次回はカジノに乗り込む前の話です。ホウリが何をしていたかが明らかになります。
サンレッド見ました。面白かったですが目立った語録が無いのでタイトルにしにくいです。




