4話 ダークドラゴン
街へ行く道中、モンスターに出会った。
それは緑色の肌をした手には剣を持った子供位の大きさのモンスターで有名所のゴブリンのようだ。
名前 ゴブリン Lv.4
HP 100/100
MP 50/50
攻撃 80
防御 56
俊敏 72
幸運 10
ユニークスキル
なし
スキル
剣術
称号
なし
ステータスが低いな。これなら余裕でいけるな。
折角だからいろいろ魔法を使っていこう。
まずは火魔法の初級“ファイアーボール”だな。
説明しておくが、魔法には初級、中級、上級、王級、神級とある。
上級までいければ王宮に仕えることができるらしい。王級や神級はできる者はほとんどいないらしい。
以上ナビー情報より
俺は手を前にだし、心の中で呪文を唱えた。
“無詠唱”スキルを持っているので詠唱の必要はない。
そこには直径一メートルはあるだろう火の玉がでてきた。そしてそのままゴブリンの方へ飛んでいき、直撃した。
「ぐぎゃぁあ!!」
悲鳴をあげながらゴブリンは死んでいった。そこには黒い焦げた跡しか残っていなかった。
よくみると中央には小さな石があった
魔石
モンスターの核となる石。これを使うとMPが魔石の大きさに比例して回復する。
成る程、これが魔石か。一応取っておこう。
俺はスキルのひとつである“無限収納ボックス”に入れた。
無限収納ボックス
無限に物をいれることができる。この中では時間の流れはない。生きている物はいれることができない。
モンスターを倒したからステータスはどうなっているかな。
名前 シン ??歳 神族 Lv.10
HP 10000/10000
MP 25000/25000
攻撃 6500
防御 5780
俊敏 5800
幸運 100
ユニークスキル
人化 神力 スキル創造 魔法創造 オールマイティー
スキル
火魔法(極) 水魔法(極) 土魔法(極) 風魔法(極) 闇魔法(極) 光魔法(極) 雷魔法(極) 氷魔法(極) 爆裂魔法(極) 回復魔法(極)................魔法威力倍増(極) 武の天才(豪) HP自動回復(特大) MP自動回復(特大) 獲得経験値倍増(特大) 完全鑑定 超隠蔽...............剣術(豪) 槍術(豪) 投術(豪) 刀術(豪) 短剣術(豪).................. 弓術(豪) 二刀流(豪)
称号
転生者 神の子 ホムンクルス
何かめっちゃ上がってる!!
いやいやおかしいだろ!
いくら獲得経験値倍増(特大)があるからってこの上がりかたは凄すぎるだろ。
俺はスキル欄を見て回ってみた。
成長速度倍増(特大)
現在あるステータスの成長速度を通常の倍にまで引き上げる。
これのせいか。にしても凄い上がりようだな。前の時とは比べ物にならないな。
“ご主人様”
ナビーが俺に話かけてきた。
“どうした?”
“この先に人の反応があります”
“人の反応?”
“はい、ですがモンスターに襲われているようです”
“そうか、わかったじゃあ案内してくれ”
“畏まりました”
俺はそこへ急いで向かった。
少し走った先に大きなモンスターがいた。それは黒い鱗に羽が生えたドラゴンがいた。
ドラゴンの近くには一台の馬車と3人の男と1人の少女がいた。1人は少女を守るように、2人はドラゴンと対峙していた。
俺は走りながらドラゴンのステータスをみた。
名前 ダークドラゴン Lv.93
HP 35000/35000
MP 40000/40000
攻撃 12000
防御 9680
俊敏 9520
幸運 100
ユニークスキル
咆哮 ブレス(闇)
スキル
闇魔法 HP自動回復(小) MP自動回復(小)
称号
なし
流石にドラゴンだけあってステータスが強い。
まぁ何とかなるだろう。
「大丈夫ですか?」
俺は近くにいた2人の男に声をかけると
「な、誰だお前は!!」
「このドラゴンが見えないのか!さっさとにげ『サイクロン10倍』......へ?」
風魔法 中級 “サイクロン”
竜巻を作りだし相手を切り刻む魔法だ。
俺がそう言うと、ドラゴンの足下に竜巻が生まれた。もともと威力が高いうえに威力を10倍にしたのだ。まず生きているはずない。
竜巻が止みそこに残っていたのはドラゴンの切れた首やら胴体が転がっていた。
近くにいた男女何が起こったかわからず呆然としていた。
「大丈夫でしたか?」
俺は未だ呆然としている人達に声をかけた。