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転生先は神の子でした  作者: サザンテラス
34/53

33話 VS戦神オルディン

「息子?どういう事だ?」


 俺は突然なことに困惑していた。


「何だ?あの白衣の男に聞いていないのか?」


 白衣の男.......もしかして!!


「あんた俺に血を分けた神の一人か!!」


「そうだ!俺は戦の神オルディン。お前と戦えるのを待っていたぞ」


「戦うってどういう事だ?」


「俺があいつに血を分けた理由はな、戦いで俺に勝てる奴がいなくなっちまった。だから俺の血を分ければ俺より強い奴が出来ると思ったからだ。そんなわけで俺と戦って貰うぜ」


 そんな理由で血を分けたのかよ。しかもさっきからあいつのステータスを見ようとしてるんだがあいつのステータスが見えないんだけど。

 どういう事だ?


「ハッハッハ!!お前さっきから俺のステータスを見ようとしているな?」


 オルディンは笑いながら言った。

 バレてたのかよ。


「残念だが普通のやり方じゃ俺のステータスは見れないぜ」


 普通のやり方?どういう事だ?他に何か別の方法があるのか?


「まあいい。それじゃあ早速戦うぞ。さっきから体がウズウズしてたまらねえんだ!!」


 そう言ってオルディンは構えた。

 しゃあねえ、やるしかないか。

 覚悟を決め俺も構えた。


「準備はいいな?それじゃあいくぞ!!」


 オルディンは猛烈な勢いで俺に向かって来て俺に拳を振り上げた。

 何だ!!このスピード!!

 俺は紙一重でオルディンの拳をかわした。

 そこからオルディンの勢いは止まることなくそのまま俺に連続で攻撃をしてきた。

 俺はかわすのに精一杯だった。


「どうした!!攻撃してこないのか!!」


 そう言ってオルディンは俺を挑発してきた。しかし何だろう?何か違和感を感じる。魔力を一切感じない。


「スキュラテス!!」


 俺は水の神級魔法スキュラテスを使った。スキュラテスは下半身の狼達を使ってオルディンを襲おうとしていた。


「どらぁぁ!!」


 オルディンはスキュラテスに思いきり拳を降り下ろした。その瞬間スキュラテスは弾け飛ぶようにして消えていった。

 嘘だろ!!神級魔法を一発!?

 

「中々な魔法だったな。これなら少しは楽しめそうだ」


 俺の攻撃を見て、オルディンはますます上機嫌になった。

 しかしどうする?このままじゃ倒されるのも時間の問題だな。


「いいことを教えてやる」


 オルディンが上機嫌になりながらも言ってきた。


「神は生まれつき魔力とは違う力、神力を持っている。神力は人間には到底できないようなことが出来るようになるまさしく神のような力だ。これを魔力の代わりに使えばそれは絶大な力になる。つまり俺は今まで魔力ではなく神力を使い身体強化をしていたという事だ」


 成る程、だから魔力を感じなかったのか。神力にはそんな力があったんだな。今まで使う機会が無かったからずっと放置していた。

 そういうことなら俺も神力を使えばオルディンに勝てるかもしれないな。

 そう思い俺は人化を解いた。すると黒髪が白髪に変化した。

 久しぶりに元の姿になったな。


「ほう、それがお前の本当の姿か」


「あー、こっからは本気でいくぞ。ボルテッカー」


 そう言って俺は神力を使い魔法を発動させた。俺の体が一部雷の様になり光の速度でオルディンへと向かい蹴り飛ばした。


 雷魔法 上級 ボルテッカー

体を一部雷に変え身体能力を向上させる。


「おぉぉ!?」


 オルディンは驚きながらも途中で踏み止まった。

 俺は間髪入れず次の魔法を使った。


「アクアボール、フリーズ」


 氷魔法 中級 フリーズ

自分の視界にある物を凍らせる事が出来る。


 俺はアクアボールでオルディンを濡らし、フリーズで濡れたオルディンを凍らせた。


「な、何だ!?」


 突然凍って身動きが出来ず、オルディンは驚いていた。

 俺は身体強化で右手に全神力を乗せた。右手が金色に輝きだしボルテッカーでオルディンの前に出た。

 金色に輝いた右手を構え


「食らえやぁぁぁぁぁ!!!!」


 オルディンの腹を思いっきり殴った。


「ぐほおぁぁぁぁぁ!!!」


 オルディンは苦痛な声をあげながら吹っ飛んでいった。この部屋は壁が無いのでどこまでも飛んでいく。

 やがてその姿は見えなくなった。


「俺の勝ちでいいのかな?」


 正直まだ聞きたい事があったんだがこれじゃあどうしようもないので俺は仕方なくこの部屋を後にした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 城で報告と報酬を貰い、俺は家に帰った。

 夕食を済ませ皆でリビングでゆったりしていると

 

「そういえばシン様、覇王の塔はどうでしたか?何か凄いのがありましたか?」

 

 ミリーが唐突に聞いてきた。


「そうだなー、最上階までは特に問題なく進んだんだけど100層のボスを倒したら神にあった」


「か、神様ですか!!」


「そうそう、確か名前が....」

 

「戦神オルディンだ」


「そうそう、それそれぇぇぇぇ!?」


「また会ったな我が息子よ」


 俺の目の前にオルディンが急に現れた。


「え、シンさんその人が神様なんですか!しかも今息子って言いませんでした!?」


 オルディンの言葉にサラさんがすかさず反応した。


「そうだ、シンは俺の血を受け継いでいるからな」


「え!?じゃあシンさんも神様なんですか!?」


「あれ、言ってなかったっけ」


「聞いてないですよ!」


「シン君神様だったんだ。すごーい」


 動揺しているサラさんとは対称的にリンは落ち着いていた。


「それで、何の用なんだ?」


 俺は改めてオルディンに聞いた。


「うむ、実は先の戦いでお前の存在が俺ら神の間で知れ渡ってしまったので警告しに来た」


「警告?」


「そうだ、俺と同様あの白衣の男に血を分けた神達があの男とした約束を果たしに来るだろうから充分気を付けろよ」


「俺に血を分けた神が何人いるか知ってるのか?」


「俺を含めた上位12神達だ。何の約束したかは知らないが用心しときな、それじゃあな」 


 そう言ってオルディンは去っていった。

 12人か。後11人もいるのか。気が重くなりそうだ。


「あのー、シン様、状況が呑み込めないまま終わってしまったんですけど説明して貰えませんか?」

 

 そういえばちゃんと話していなかったな。いい機会なので俺は全部話すことにした。

 俺の話しに皆は驚くだけでパニックになることはなかった。逆に凄いとまで言われた。

 かなり俺に対して耐性ついてきてるな。






ーーーーーーーーーーーおまけーーーーーーーーーーーー

 帰り道の途中俺はステータスを確認した。


名前 シン ??歳 神族 Lv.235

 

 HP 1850000/1850000

 MP 2368000/2368000


 攻撃 289000

 防御 275800

 俊敏 285000

 幸運 350


 ユニークスキル

 人化(じんか) 神力 スキル創造(クリエイトスキル) 魔法創造(クリエイトマジック) オールマイティー  ナビゲーター 武器創造 変化魔法 解呪魔法

 

スキル

 火魔法(極) 水魔法(極) 土魔法(極) 風魔法(極) 闇魔法(極) 光魔法(極) 雷魔法(極) 氷魔法(極) 爆裂魔法(極) 回復魔法(極)................魔法威力倍増(極) 武の天才(豪)  HP自動回復(特大) MP自動回復(特大) 獲得経験値倍増(特大) 完全鑑定 超隠蔽...............剣術(豪) 槍術(豪) 投術(豪) 刀術(豪) 短剣術(豪).................. 弓術(豪) 二刀流(豪)

 

 称号

 転生者 神の子 ホムンクルス 超ドラゴンキラー  オーガが恐れし者 


 今回は大量の魔物を倒したからかなり上がったな。どこまで上がるんだろうか?

ブグマ評価よろしくお願いいたします。

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新しいの始めました。是非読んでみてください!      ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼     異世界行っても喧嘩上等
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