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転生先は神の子でした  作者: サザンテラス
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25話 使役魔法

 俺達は洞窟の前に来ていた。何かこの感じ前にオーガの群れを討伐したときと似てるな。あいつら今どうしてるかな?

 そんなことを考えながらも洞窟の中に入るとそこには聞いた通りオーガがいた。


「さあ、いっちょやりますか」


 そう言って武器を構えたら、オーガが奥へと逃げ出した。

 あれ?どうしたんだ?


「逃げていきましたね」


 サラさんも不思議そうに言った。

 しょうがないので洞窟の奥に進むと


「ゴォォォォ.......!?」


 俺を見つけたオーガが俺に襲いかかろうとしたが、瞬時に手を止めまた奥へと逃げていった。

 何でみんな逃げるんだ?


「何で皆逃げるんでしょうね?」


 俺がサラさんに聞いた。


「恐らくですが、ここのボスであるオーガキングがシンさんみたいな人に会ったら逃げるように命令しているからですかね」 


「いや、俺別にオーガの知り合いなんて.....あ!!」


 いたな、そういえば。


「何か心当たりがあるんですか?」


「はい、実は」


 俺が言おうとした時丁度洞窟の奥までついた。

 そこには他のオーガとは違う肌の赤い見たことあるオーガがいた。


「やっぱりお前か....」


「ゴォ」

 

 そう、このまるで、こんちわーすとでも言っているかのようにお辞儀をしながら挨拶しているオーガキングは少し前にギルドのクエストでオーガの群れの討伐で会ったことがある。その時は生き残った群れ一同で土下座までされたので仕方なく見逃したことがある。


「え、シンさんオーガキングの知り合いがいるんですか?」


 俺らのやりとりを見てサラさんは聞いてきた。


「いや、実はーーーーー」


 俺は事情をサラさんに話した。


「成る程、そんなこともあるんですね」


 サラさんがオーガキングをみながら珍しそうに言った。


「それよりこれからどうするんですか?」


「そうですねー」 


 俺は少し考え込み  


「お前らこの近くの村から奪った物はまだあるな」


「ゴォ!!」


 オーガキングが元気よく返事した。


「よし、じゃあ全部出せ」


「ゴォ!?」 


 俺の言葉にオーガキングは、え!!といった表情をしている。


「いやそれ元々は村の物だからな。何驚いた表情してんだよ」


「ゴォ!!ゴォゴォ!!」


 オーガキングはそれじゃ俺らが生きていけねーよ!!と訴えているような気がする。


「嫌ならここで俺が討伐するしかないな」


 そう言って俺が剣を手に持つと


「ゴォォォォ!!」


 勘弁してくださいー!!と言いたいのかオーガキングは土下座して命乞いを始めた。


「あの、シンさん。このオーガ達何とかできめせんか?見てて可哀想に見えてきました」


 流石に哀れに見えたのかサラさんが俺に相談してきた。

 そうだなー、また見逃してやってもまた同じ様なことになりかねないしな。

 どうしたものかと考えていたら、あるアイディアが浮かんだ。


「なぁお前らこの際俺の使い魔にならないか」


 俺の提案にオーガ達はざわつき始めた。


「俺の使い魔になればこれからの住み場や食料には困らなくなるぞ」


 俺の使役魔法を使えばオーガキング達を俺の空間の中で飼うことができる。それに俺が獲得した経験値を少しだけ分け与えることもできる。

 俺の提案にオーガキング達は喜びながら賛成した。


「それじゃあ、今からお前らを俺の使い魔にする。使い魔にするには代表者に名を与えれば完了となるからオーガキング、お前に名を与える」


「ゴォ!」

 

 オーガキングは元気な声で前に出た。


「そーだなー...決めた!今からお前はオーキだ」


 その瞬間オーガキングと他のオーガ達が一斉に光だし消えていった。

 成功したみたいだな。


「成功したんですか?」


 目の前のオーガ達が居なくなりサラさんが俺に聞いてきた。


「はい、今呼んでみますね。オーキ」


 名を呼んだ瞬間目の前にオーキが現れた。


「これからよろしくな」


「ゴォ!」


 オーキが任せてくださいと言っているかのように返事をした。

 

「これでクエスト完了ですよね」


 オーキを仕舞い、サラさんに確認をしてみた。


「はい、後は村長さんに知らせれば完了です」

  

 そういうことらしいので、俺達は洞窟をでて村長さんのところに向かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「この度は有難うございました」 


 村長は俺達に深く頭を下げながら言った。


「いえ、これも仕事の内ですから」


 そう言って俺達は村を後にした。


「それじゃあサラさん帰りもやりますね」


「や、やっぱりやるんですね」


 俺の言葉にサラさんの顔色が少し悪くなった。


「馴れれば楽ですよ」


「お、お手柔らかにお願いします」


 帰りも案の定サラさんは気絶した。

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